ハムスターにおすすめのおやつを、量や頻度から選び方までを解説

ハムスターにおすすめのおやつを、量や頻度から選び方までを解説

おやつを美味しそうに食べているハムスターは可愛いですよね。おやつを直接あげることでコミュニケーションを取る事も。

しかしハムスターのおやつはひまわりの種や野菜、チーズなどの素材や形も様々で選び方に困っている方も多いです。

そこで今回はハムスター用のおやつの選び方からおすすめのおやつまでをご紹介していきます!

可愛いからといって与え過ぎは良くないので、ハムスターにおやつを与える頻度や量、気を付けるべきポイントもまとめていますので併せて確認しましょう!

ちなみに実はミックスフードもハムスターにとってはおやつです!

目次

ハムスターにおやつは必要なのか

ハムスターとコミュニケーションを取るのにおやつは最適
ハムスターとコミュニケーションを取るのにおやつは最適

ハムスターの食事は本来、ペレットと水だけで十分です。なぜならペレットには必要な栄養素がバランス良く入ってるからです。

ただし、以下のような場合にはおやつも必要になってきます。

  • 何らかの理由でペレット(主食)を食べてくれない時の非常食
  • 食べてくれる餌だと栄養バランスが偏ってしまう時の栄養補給

また、手からおやつをあげる事でハムスターとコミュニケーションを取る事もでき仲も深めることができます。

基本的におやつはスキンシップを取りたい時の手段として考え、餌の一部としての認識は避けましょう。

ハムスターにおやつをあげる時に気をつける事

ハムスターのおやつをあげる時は気をつける事がたくさん
ハムスターのおやつをあげる時は気をつける事がたくさん

おやつのあげ過ぎはペレットを食べなくなってしまったり、場合によっては肥満で早死になんてことも。

ハムスターにおやつをあげる際に気を付けるべき点をしっかりと理解しましょう。

ハムスターにおやつをあげる量や頻度

基本的に1日1回程度の頻度で良いですが、ハムスターに与えるおやつの量はおおよそ餌の量に対して10%程度です。ちなみにペレット等の主食自体は体重の5~10%ですので、更にその主食1割程度になります。

ただしひまわりの種など高カロリーなおやつは少なめにするなどのように、与えるおやつによっても変わってきます。

おやつの量の決め方としてはハムスターの体重が増えない程度が上限として考えましょう。

2〜3日に1回あげるようにするなどの調整も有効です。

栄養の偏りを防いだり、飽きを防ぐために同じおやつを与え続けないということも重要です。

また、おやつをあげるタイミングとしてはペレット等の主食を食べた後がおすすめです。

おやつの食べ過ぎ防止や、主食を食べなくなってしまう事も防ぐ事ができます。

ハムスターがおやつしか食べない時にはこちらの記事を参考にしてみてください。

ハムスターにおやつをあげるのはいつから?

ハムスターは生後2ヶ月ほどで成人になるため、この頃からおやつをあげても問題ありません。

ペットショップからお迎えできるくらいのハムスターは2ヶ月は経っているので、お迎えするくらい成長したハムスターならおやつをあげても良いです。

ただし環境に慣らす必要があるため、お迎えしてすぐはおやつを与えず、少なくとも1週間程度は経ってからおやつをあげましょう。

基本は体重や体調を見ながらあげる

ハムスターにおやつをあげる頻度や量の基準については上述の通りですが、ハムスターの体重や体調に合わせておやつの量、あげるあげないは調整しましょう。

ハムスターは基本的に太りやすいですし、人間と同じく体調によって食欲の有無もあります。

例えば体調不良で食欲がなく主食のペレットをあまり食べない場合などにおやつだけを与えるとペレットを食べなくなってしまう場合や、栄養が偏る可能性もあります。

ハムスターの適正体重

おやつをあげ過ぎかどうか判断するために、ハムスターの適正体重は以下の通りです。

ハムスターの適正体重は以下の通り

  • ロボロフスキー:15~30g
  • ジャンガリアン(オス):35~45g
  • ジャンガリアン(メス):30~40g
  • ゴールデンハムスター(オス):85~130g
  • ゴールデンハムスター(メス):95~150g

こちらを参考にしながらおやつをあげる量を調整してあげましょう。

足りない栄養素はミックスおやつで把握する

ミックスおやつはハムスターのおやつの好みから栄養の偏りが分かる
ミックスおやつはハムスターのおやつの好みから栄養の偏りが分かる

種子やナッツ、果物などがミックスされたミックスおやつハムスターの好みを把握する事ができます。

ハムスターも人間同様食の好みがあります!

ハムスターは好きなものだけ食べて、好みじゃない食べ物は残す傾向にあります。

残すおやつの傾向を見ることで、足りない栄養素を把握することができます。

後述しますがハムスターによって必要な栄養素が変わってきますし、主食だけでは補えない栄養素もあります。

主食とのバランスを考えておやつを与えることで栄養バランスも改善する事ができます。

ハムスターが好きなナッツや種子類はあげすぎない

ハムスターといえばひまわりの種ですが、カボチャの種やナッツなど含む種子類は脂肪が多いため肥満の原因になります。

そのため種子類をあげるときは他のおやつよりも少なめにあげるように気を付けましょう。

ハムスターに与えるひまわりの種の量の基準

  • ロボロフスキーは2~3日に1粒
  • ジャンガリアンは1日1粒
  • ゴールデンは1日2粒

人間用のナッツはハムスターには絶対にあげない

人間用のナッツ類をハムスターにあげることは厳禁です。

揚げていたり味付けされているため、ハムスターにとって刺激が強すぎ胃腸を痛める可能性があります。

必ずハムスター用のひまわりの種などをあげるようにしましょう。


ハムスターの年齢に合わせて硬さを変える

ハムスターは歯が伸び続けるため硬めのおやつが最適
ハムスターは歯が伸び続けるため硬めのおやつが最適

ハムスターは生涯歯が伸び続けるため、削ってあげるために基本的には硬めのおやつが適してます

ただし、幼いハムスターや高齢のハムスターは噛む力が弱く、硬いおやつが食べれない可能性があります。

食べなくなった場合は好き嫌いや飽きの場合もありますが、高齢化の可能性も考慮しましょう。

その場合、ピューレタイプのおやつやソフトタイプのおやつを選んであげるようにしましょう。


ハムスター用のおやつの選び方はハムスターのタイプから栄養素で選ぶ

具体的にハムスター用のおやつはどのように選んだら良いのでしょうか?

ハムスターの個体ごとの嗜好性も大切ですが、同時に必要な栄養素なども考えておやつを選んであげましょう。

肥満気味のハムスターには低カロリーでビタミン豊富な緑黄色野菜を

少しぽっちゃりな初代ハムスター二郎
少しぽっちゃりな初代ハムスター二郎

ハムスターは太りやすい体質のため肥満になりがちです。

でもおやつをあげてコミュニケーションを取りたい、しっかりおやつを食べて栄養をとって欲しいという場合には低カロリーだがビタミン豊富な緑黄色野菜がおすすめです。

栄養を逃さないために基本的には生で、下痢が心配な場合は乾燥野菜をあげましょう!

例えばにんじんや小松菜、キャベツ、ブロッコリーなどの緑黄色野菜が適しています。

妊娠・成長期にはタンパク質を多めに

妊娠、成長期のハムスターは、1日の餌の量に対して24%以上のタンパク質が必要と言われています。

通常16%程度のタンパク質が必要とされているため、2倍以上のタンパク質が必要になります。

主食のペレットの他におやつで栄養素を補ってあげましょう。

タンパク質が多いおやつとしてはミルワームや、苦手な方は乾燥豆腐などが適しています。

見た目が苦手、という場合は粉末状もおすすめです。

便秘気味なハムスターには果物で食物繊維

果物は高カロリーなため、ハムスターの肥満に繋がりやすい
果物は高カロリーなため、ハムスターの肥満に繋がりやすい

便秘が気になるハムスターには、食物繊維が摂れるくだものがおすすめ。

ただし基本的に果物は高カロリーなため、少量かつたまにあげるようにしましょう。

ハムスターの餌に適している果物は、りんごやバナナ、スイカ、みかん、苺、メロンなどです。

ハムスターにおすすめのおやつ

ハムスターのおやつの選び方など理解してもらった所で、具体的におすすめなハムスターのおやつを紹介していきます!

皆さんのハムスターの特徴や栄養バランスを考えながら参考にしてくださいね。

ハムスターのおやつにおすすめの野菜

野菜は小さく千切れば食べやすくコミュニケーションも取れる
野菜は小さく千切れば食べやすくコミュニケーションも取れる

ハムスターのおやつとしておすすめな野菜は以下の通りです。

  • にんじん
  • ブロッコリー
  • とうもろこし
  • カボチャ
  • 豆苗
  • 水菜
  • 小松菜
  • オクラ
  • キャベツ
  • 白菜

夏場などで傷むのが心配という方や、ハムスターの嗜好性を知りたいという方は乾燥タイプから入るのもおすすめ。


私も経験がありますが、ハムスターのために良かれと思って買ってきた野菜を食べてくれないなんてことも避けられます!

ハムスターのおやつにおすすめの果物

ハムスターのおやつにおすすめの果物はこちらです。

  • バナナ
  • スイカ
  • パイナップル
  • りんご
  • みかん
  • キウイ
  • いちご
  • メロン

逆にハムスターに与えてはいけないくだものも多くありますので注意してください。

  • りんごの種
  • びわ
  • さくらんぼ

ドライフルーツもおすすめ

野菜や食卓での余り物でも用意できますが生の果物は用意が難しいという方や、傷ませてしまうのが心配という方はドライフルーツもおすすめです!

ミックスタイプもあるので飽きずに食べもらうことも出来ます!



ハムスターのおやつにおすすめのひまわりの種などの種子類

イメージの通り、ハムスターはひまわりの種が大好きですが、カボチャの種などのナッツ類もよく食べます!




ハムスターのおやつにおすすめの煮干し、チーズなどのタンパク源

タンパク質豊富なチーズや煮干しも過去のハムスターみんな大好きでした!



塩分はハムスターに良くないので、必ずハムスター用のおやつにしましょう。

ハムスター用お菓子

ハムスター専用のお菓子にも様々なタイプがあります。

ハムスターとコミュニケーションを取りたいなら

ハムスターが両手に持てるサイズのお菓子なら、直接手渡ししてコミュニケーションが取りやすいです!

両手で掴みながら頑張って食べてるハムスターも可愛いですよね。

「プチキューブ」はサクサクの軽い食感だからハムスターも食べやすい!

1つ1つが小さめで直接食べやすいです。


ハムタ食堂のおやつシリーズはおにぎり型の「はむすびころりん」の他にも食パンやラーメン、バームクーヘンなどの選んで楽しい種類が多い!

飽きを防ぐためにも、たまに種類を変えながらあげるのがおすすめ。


硬めのおやつならストレス解消や歯の健康にも

硬めのかじりながら食べることの出来るおやつなら、歯が伸びるのを防ぐだけではなくストレスの解消にも繋がります!

「かじかじミニコーン」はかじるおやつの中でも特におすすめ!

1つ当たりの量も多いので、1つ入れるだけで1週間程度掛けて食べるのでコスパも良い。

ちなみに電子レンジでポップコーンにしてあげることも!


パパイヤの茎はビタミンなどの栄養も豊富に入ってるから、歯の伸び過ぎ予防だけでなくデンタルケアも出来る!


便秘気味のハムスターには食物繊維豊富なお菓子を

便秘が心配なハムスターにはペレットに加えてお菓子で食物繊維をあげましょう。

野菜だと傷んだりする心配がありますが、お菓子の場合長持ちすることが多いので、そうした点でもおすすめです。

「たべるあわ玉」は食物繊維はもちろん、ビタミンEや鉄分も多く含まれていてヘルシーなお菓子!

手に持って食べやすい大きさなのも嬉しい。


イナゴ豆は硬さもあるので歯の健康のためにもおすすめです!


幼体や高齢のハムスターでもコミュニケーションを取りたいなら

ハムスターとコミュニケーションを取りたい場合にはお菓子などのおやつが最適ですが、多くのおやつが硬めに作られています。

噛む力の弱い幼体や、高齢になってきたハムスターには「はむはむぴゅーれ」が噛む力を使わないからおすすめです!


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ハムスターにおすすめのおやつを、量や頻度から選び方までを解説

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この記事を書いた人

小動物飼養販売管理士。
小動物専用SNS「すもあに」開発者。
自身もハムスターや小鳥、デグーにモモンガと多数の小動物を飼育。

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