ハムスターのペレットは健康を維持するために必須で、ハムスターの主食になります。
ハムスターに必要な栄養素が考えられて作られていますが、ペレットには固形や半生タイプもあれば各メーカーから種類も豊富に出されていて選び方に悩んでしまいますよね。
そこで今回は、ハムスター用ペレットのおすすめランキング10選と、ペレットの正しい選び方まで解説していきます。
ハムスター用ペレットとは
ハムスターの主食となるペレットは穀物などから抽出した栄養分をバランス良く配合してギュッと固めたエサです。
ハムスターに必要となる栄養が凝縮されているので、ペレットをしっかり食べれていれば健康を保つことができます。
人気の固形タイプは乾燥していて保存がきくので、管理がしやすいのも利点です。
ハムスターにペレットはいつから与えるべきか
生まれてから1ヶ月半頃までは、内臓の機能が完全ではないため、硬いペレットを消化することが難しいです。
ハムスターにペレットを与え始める最適な時期は、生後1ヶ月半以降がベストです。
ただ、いきなり硬いものを食べるのは胃に負担がかかります。
まずはふやかした状態で与えて、生後1ヶ月半を目処に少しずつ水の割合を減らして本来の硬さへ移行していくと良いですよ。
ハムスター用ペレットの選び方
ハムスターのペレットは大きく分けて硬く乾燥している固形タイプとしっとりとした半生タイプの2種類があります。
年齢やハムスターの種類による体の大きさ、嗜好性などを考慮してピッタリのものを選んであげましょう。
それでは、ハムスターのペレットの選び方について詳しく解説していきます。
ミックスタイプはペレットを残す可能性が多いため避ける
ミックスタイプの餌は、ドライフルーツやヒマワリの種が混ざって入ったハムスター用のエサのことです。
嗜好性が高く食いつきは良いですが、ミックスタイプの中に入っているペレット以外の食べ物ばかりを選り好みしてペレットを食べなくなる恐れがあります。
さらに、ミックスタイプばかりの食事はハムスターが肥満になる危険性があり、栄養バランスの偏りが心配に。
ハムスターに必要な栄養素をバランスよく摂取できるよう考えられている、ペレット中心の食事が望ましいです。
ミックスタイプのエサは少量を食べさせるか、おやつ感覚でたまにあげる程度にしましょう。
高タンパク質、低脂肪のペレットを選ぶ
低脂肪で高タンパク質のペレットは、肥満の予防にもなりハムスターの健康を維持することにつながります。
好ましい栄養バランスの目安がこちらです
- タンパク質 15%~18%ほど
- 繊維 12%以上
- 脂肪 5%ほど
あくまで目安の数値ですが、この値を参考にするとベストな栄養バランスのペレットを選びやすいかと思います。
ハムスターのタイプによって硬さを決める
ハムスターのペレットには半生タイプと固形タイプの2種類の硬さがあります。
硬さは主にハムスターの年齢に合わせて選択すると良いです。
半生と固形、それぞれに適したハムスターの年齢を詳しくみていきましょう。
基本的には硬さのあるペレットで歯の健康を保つ
若くて元気なハムスターには固形タイプがおすすめです。
ハムスターは前歯が生涯伸び続けるため、硬いものをかじって歯を削る必要があります。
エサを硬いペレットにすることで歯を削る役割を果たしてくれるので、歯が伸びすぎるトラブルを防げますよ。
幼体や高齢のハムスターにはソフトタイプや半生タイプを
まだ内臓の機能が不完全な赤ちゃんハムスターには、柔らかい半生タイプが消化管への負担が少なくて良いです。
また、硬いエサを食べることが難しくなる高齢のハムスターにも半生やソフトタイプをおすすめします。
ただ、半生タイプは傷みやすいので消費期限には余裕を持って与えるようにしましょう。
ハムスターの大きさに合わせて選ぶ
ハムスターは個体の種類によって体の大きさにバラつきがあります。
体の大きいゴールデンハムスターやキンクマハムスターなどに小さいペレットを与えると、噛み砕きが足りず歯が伸びてしまう恐れが。
反対にジャンガリアンハムスターやロボロフスキーハムスターのような小さな種類は、大きいとかじりにくくて食べなくなってしまうことがあります。
飼っているハムスターの体格を考慮して適した大きさを選んであげましょう。
小分けされているものは劣化しにくい
体の小さいハムスターは、1回の食事量はそこまで多くありません。
購入するペレットは小分けにされているものや容量の少ないものを選ぶことをおすすめします。
たとえ消費期限内であっても、一度開封すれば時間が経つごとに味や風味などの品質が落ちて食べなくなってしまうことも。
季節によっては記載されている消費期限よりも前に痛むことも考えられます。
大容量のものも多く販売されていますが、劣化を防ぐためにも小分けまたは少なめが好ましいです。
メーカー、ブランドからハムスター用ペレットを選ぶ
ハムスター用のペレットを販売しているメーカーは多数あり、どれが人気なのか判断しがたいですよね。
各メーカーごとに特徴があるので特に人気のある2種類のメーカーをご紹介していきます。
イースターは高品質
健康に特化したペレットを扱っているイースターは、品質にこだわりたい人から人気のあるメーカーです。
他のメーカーよりも高品質なペレットを取り扱っているので、ハムスターの健康をしっかりとサポートしてくれますよ。
多少値が張っても質の良いペレットを与えたい飼い主におすすめ!
ニッパイは食べてもらいやすい
ニッパイは嗜好性が高いことが特徴で、食いつきがいまいちよくないというハムスターに特におすすめです。
初めてペレットを食べるハムスターには、その食べやすい味から主食として定着させやすいでしょう。
どれを選べばいいか分からないときは、人気のあるニッパイのペレットを試してみると良いかもしれません。
ニッパイは初めてハムスターを買う場合などにおすすめ!
ハムスター用ペレットおすすめ人気ランキング10選
たくさんあるハムスターのペレットの中でも特におすすめ商品を人気順に特徴と併せて10種類ご紹介します。
あなたのハムスターにピッタリのものが見つかるはずですよ。ペレット選びに悩んでいる人は参考にしてみてくださいね。
イースター ハムスターセレクション
高品質にこだわった栄養価の高い人気のペレット
高品質な栄養がハムスターの健康維持を助けてくれる、固形タイプで人気の高いペレットです。
ヌクレオチドという初乳に含まれる主成分が配合されているので、免疫力の維持を期待できるでしょう。
さらに乳酸菌も含まれているので、ハムスターのお腹にも優しいですよ。
いろいろな種類のハムスターを飼ってきた経験からも、まずはこれがおすすめ!
ハイペット 恵ハムスター
食べやすいフレーバーが嗜好性を高める
栄養はもちろんのこと、食べやすさにもこだわったフレーバーが人気の固形タイプのペレット。
初めてペレットを与えるときや、食いつきが悪いハムスターにおすすめできます。
リング型で小粒なので、体が小さな種類のハムスターは特に食べやすいかと思います。
ニッパイ ハムスターヘルシープレミアム
3種類の栄養素と豊富な食物繊維が健康をサポート
ウコン・DHA・EPAの3種類の栄養素を中心に配合された固形のペレット。
さらに、ビール酵母とたっぷりの食物繊維がおなかの健康も守ります。
バランスの良い栄養でハムスターの健康とキレイな毛並みが保たれるでしょう。
ペレットの形が種型になっているので、持ちやすさ・食べやすさにもこだわっている点も人気のポイントです。
手からペレットをあげてコミュニケーションを取りたい場合などにも!
キョーリン ひかりハムハム
全年齢対象でどんな体格のハムスターでも食べやすい
スティック型のペレットで持ちやすさにこだわったことから、体格の大小に限らず全てのハムスターにおすすめです。
また、消臭効果がある植物成分のユッカが含有されているため、尿のニオイを抑える効果が期待できます。
カリカリとした食感がハムスターの食欲を誘う、人気の固形ペレットです。
ジェックス ハムスタープレミアムフード
ハムスターの種類に合わせて配合された栄養素
ジェックスのプレミアムフードシリーズは、ドワーフ系ハムスター用とゴールデンハムスター用の2種類があります。
ドワーフ系ハムスター用
活発でエネルギー消費の多い小型ハムスター向けに、高タンパクな仕上がりになっています。
母乳に含まれる成分のヌクレオチドを配合することで、免疫力や消化や代謝で必要な体内酵素を作るサポートにも。
また、固形タイプなので前歯の削れも期待できます。
ゴールデンハムスター用
植物性の食べ物を必要とする体の大きなゴールデンハムスターのペレットは、低タンパク・低脂質のバランスでカロリーを抑えているのが特徴です。
ドワーフ用と同様にヌクレオチドが配合されているので、免疫力を維持するサポートもバッチリ期待できます。
かじりやすい形や大きさと硬さにこだわっており、ゴールデンハムスターの飼い主から人気のある固形ペレットです。
三晃商会 ハムスター・プラス ダイエット・ライト
カロリー控えめでダイエットに最適のペレット
太り気味のハムスターにピッタリなのが三晃商会のハムスター・プラス ダイエット・ライト。
低カロリーで脂肪燃焼を助けるL-カルチニンが配合されているので、肥満傾向のハムスターにおすすめです。
フィード・ワン ハムスターフード
植物エキス配合で気になるニオイを軽減
植物エキスのユッカ抽出物がお腹の中の内容物のニオイを吸着。
これにより、気になる排泄物のニオイが抑えられる効果が期待できますよ。
程よい硬さの固形ペレットで歯の伸びすぎを防げます。
ハムスターに必要な栄養がバランスよく配合されている人気のペレットです。
ちなみにフィード・ワン ハムスターフードはソフトタイプもあるから、ハムスターの年齢によって選ぶことができます!
OXBOW エッセンシャル ハムスター&ジャービルフード
チモシー牧草が主原料のヘルシーなペレット
チモシー牧草を主原料に、大麦やオート麦などがブレンドされています。
豊富な食物繊維で全体の栄養バランスがヘルシーなのが特徴。
エサによる肥満を防止できるので、ダイエット用としても人気の高いペレットです。
イースター ハムスターセレクションプロ パフォーマンス
高カロリーでハムスターの体力維持に効果的
高タンパクで高カロリーな栄養バランスのイースターのハムスターセレクションプロ パフォーマンスは、ハムスターの成長期や回復期に与えるのに人気。
特に、体力が落ちてくる高齢のハムスターや体調を崩したハムスターにピッタリで、体力の維持・向上を助けてくれます。
バージェス エクセル ハムスター&マウス
バランスの良い栄養と無添加にこだわったペレット
イギリス産でハムスターの健康を考えたビタミン・ミネラルが配合された人気の商品。
健康はもちろんのこと、美しい毛づやへ導くための亜麻仁シードが含まれています。
着色料・香料・防腐剤を使用していない無添加ペレットなのでハムスターに優しいです。
ペレットを食べてくれないときの対処方法
ハムスターの主食であるペレットですが、中にはしっかりと食べてくれないこともあるはずです。
しかし、ペレットを食べないからといってミックスフードやおやつを中心にしてしまうと、太りすぎたり体調を崩したりする原因になってしまいます。
そこで、ハムスターが食べてくれないときの対処法をいくつかご紹介していきます。
食いつきの悪さに悩んでいる人は要チェックです。
ペレットを食べない理由を把握する
まずはどうして食べてくれないのかを知る必要があります。
原因を究明したうえで対策を立てましょう。
ペレットを食べない主な理由はいくつか考えられます。
ペレット以外におやつをよく与えている
果物やヒマワリの種、市販されているハムスター用のおやつは嗜好性が高く、ハムスターは喜んで食べます。
しかし与えすぎが原因で、ペレットがあるのにおやつを欲しがったり、おやつだけでお腹いっぱいになってしまうことも。
結果的に主食であるペレットを食べなくなってしまうのです。
おやつには脂肪・糖分・タンパク質が多く含まれているので、与えすぎはハムスターの健康に悪影響を及ぼします。
主食はペレットでおやつは少量をたまに与えるようなバランスを心掛けましょう。
ペレットだけでは補きれない栄養素を摂るために野菜などのおやつ自体は有効です。
ペレットの味が好みじゃない、飽きてしまった
市販されている人気のあるペレットはそれぞれフレーバーや硬さ、形が様々です。
同じものをずっと食べ続けてくれる子もいますが、飽きがきて食いつきが悪くなる子もいます。
そんなときは、いつもとは違うフレーバー・形状のペレットを与えてみましょう。
新しいペレットに興味を示して食べてくれるかもしれません。
いきなり全量を替えるとお腹を壊す恐れがあるので、今までのものと混ぜながら少しずつ量を増やしてみてください。
人も同じものだけを食べ続けるのはしんどいですよね。基本的に人と同じように考えてみましょう!
体調を崩している
体調不良から食欲不振になっていることも原因として考えられます。
いつもより元気がない、痩せてきた、下痢をしているなど何か異常がないかチェックしてみましょう。
体調が優れないときはその原因を取り除いてあげることが1番ですので、何か異変があれば動物病院で診てもらうことをおすすめします。
高齢になって食べにくくなった
健康時は歯の削れ効果もあるので硬いペレットを与えるのが好ましいです。
しかし、高齢になると噛む力が衰えて、硬いものを上手く食べられないようになることがあります。
その場合は半生タイプの柔らかいものにするか、硬いペレットをふやかしてあげると食べやすくなるので良いですよ。
ストレスを感じて食べない
ハムスターはストレスを感じていると食欲が落ちることがあります。
以下の状況になっていないかチェックしてみてください。
- 引っ越しやお迎えで環境が大きく変わった
- ケージの場所を変えた
- 適した室温になっていない
- 必要以上に構いすぎている
- 工事などの大きな音が鳴っている
- 空調の風が直接当たっている
環境が大きく変化した場合は慣れるまで見守るしかありませんが、室温の調整や日ごろのコミュニケーションの取り方など、改善できそうなことは見直してみましょう。
ストレスの原因を取り除いてあげることで食欲に変化が現れるかもしれません。
ペレットの種類自体を変えてみる
今のペレットに飽きている、または好みじゃないことがあるので、違うペレットに変えてみると食いつきが良くなることがあります。
メーカーによって味や硬さ、形も異なるので一度試してみると良いかもしれません。
与え方を変えてみる
いつもの与え方にちょっとひと手間加えるだけで、今までの食いつきが嘘のように食べ始めることも。
アレンジの方法をいくつかご紹介するので、あなたのハムスターに合う与え方を見つけてみてください。
ふりかけを少量かけてみる
ペレットのトッピングとしてハムスター用のふりかけが販売されています。
いつものペレットに少量かけることで、味の変化から興味を持って食いつきが良くなる効果が期待できますよ。
ただ、かけすぎるとふりかけだけを食べてペレットには手を出さない、なんてことになってしまうので、かける量には気をつけましょう。
水でふやかして与える
いつもと変化をつけるという意味で、ふやかしてみるのも1つの方法です。
ペレットに水をかけて数時間置くだけで、簡単にふやけて柔らかくなるので試してみてはいかがでしょうか。
また、高齢のハムスターで噛む力が衰えているのであれば、ふやかしペレットは噛む負担が少なく食べやすいのでおすすめです。
小さく砕いて与える
今のペレットのサイズ感が気に入らないのかもしれません。
小さく砕いてみることで、食感に変化がでるので食いつきが良くなる可能性があります。
ミックスタイプをやめる
ミックスタイプは木の実やヒマワリの種、ドライフルーツなど嗜好性が高いものが多く含まれています。
ペレットよりも美味しいので、与えすぎるとミックスタイプばかりを欲しがるようになってしまうでしょう。
あくまでも主食はペレットですので、ミックスタイプはおやつとして少量をたまに与えるくらいが丁度いいバランスです。
全く食べない時は病気の可能性も考える
ペレットのみならず、おやつなどの好物も食べない場合は体調を崩していることが考えられます。
いつもと比べて元気やうんちの状態に異変がないか確認してみてください。
無理に食べさせようとせずに、まずは動物病院で診てもらうのが良いでしょう。
まとめ
- ハムスターのペレットは年齢や体格を考慮して選ぶと良い
- ペレットを主食として、ミックスタイプやおやつは少量をたまに与えるバランスを守る
- ペレットを食べないときは少しアレンジするか、別のペレットに変えてみると良い
今回はハムスターのペレットの選び方や、人気のある商品、食べないときの対処法をご紹介しました。
人気のあるペレットはたくさんありますが、ハムスターの体格や年齢、好みに合わせてピッタリのものを選んであげてください。
少し食いつきが悪くなったら、別メーカーの人気の高いペレットを試してみるのも良いですね。
喜んで食べるおやつはついたくさんあげたくなりますが、ハムスターの健康のためにも時々与える程度で抑えましょう。
あなたのハムスターに最適なペレットを与えて、しっかり健康を維持していきましょう。
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