ハムスターの飼育に必要なものって?おすすめのグッズ一覧を解説!

ハムスターの飼育に必要なものって?おすすめのグッズ一覧を解説!

ペットとして人気のハムスター。これからハムスターをお迎えする方は、ハムスターの飼育に必要なものや、どんなものを選べば良いのかわかりませんよね。

そこで今回は、これからハムスターをお迎えする方に、ハムスターの飼育に必要なもの、おすすめのグッズや、お迎えしてすぐのハムスターとのコミュニケーションの取り方をご紹介します。

ハムスターをお迎えする前にしっかり準備して、ハムスターが安心して暮らせる環境を作りましょう。

目次

ハムスターの飼育に必要なもの

ケージの中で生活するハムスター

ハムスターの飼育に必要なものは、ハムスターケージ、巣箱、床材、トイレ、回し車、エサ入れ、給水器、かじり木、エサ、砂浴び用の砂などです。

ハムスターの飼育に必要なものを一通り揃えると、選ぶものにもよりますが、2万円前後かかると思っておきましょう。

ハムスターケージ

ハムスターの飼育で絶対に必要なのがハムスターケージ。ハムスターケージは大きさにもよりますが、3,000円〜10,000円ほどで購入できます。

ハムスターは体が小さいとはいえ、ある程度の運動も必要な生き物なので、できるだけ大きいケージを選んであげましょう。さらにケージの中には回し車や巣箱、トイレなども入れるので 高さよりも床面積が広いものを選びましょう。

現在の主流は、ガラスと樹脂を組み合わせた、中の様子が見やすく、組立不要、お手入れも簡単なクリアタイプ。

また回し車や給水ボトル、食器などがセットになっているものもあります。

ケージ掃除の時に移しておくカゴもあると便利

ケージを掃除するときに、ハムスターを移しておくカゴもあると便利です。虫かごのような、小さいプラスチック製のもので十分です。また、ハムスターを動物病院に連れて行くときにも使えます。


回し車

ハムスターは本来、一晩に7〜8kmも歩き回る生き物。ケージの中でじっとしていては、運動不足になってしまいます。ハムスターの運動不足とストレス解消のためのには、回し車も必須です。

回し車の音が気になる場合は「静音タイプ」や「サイレントホイール」などの音が静かなタイプもあります。

回し車は、体が大きいハムスター用と小さいハムスター用の2種類のサイズがあるので、商品に記載されている大きさの目安を参考に、お迎えするハムスターの体の大きさに合ったものを選びましょう。

回し車は800円〜2,500円ほどで購入できます。


給水器

いつでも新鮮な水が飲めるように給水器も用意しましょう。

ケージの外側に取り付けるタイプは、お皿のようにひっくり返す心配がなく、ケージ内も広く使えるためおすすめです。

しかし中には給水器では水が飲めず、お皿からしか飲めない子もいます。お迎えしてすぐは、ハムスターがしっかりお水を飲めているか確認しましょう。

給水器でうまく飲めないハムスターには、置型の給水器もおすすめ。取り付け型だとひっくり返す心配がないので安心です。しかし置型の給水器はスペースを取るということ、また水の中に床材などのゴミが入りやすいというデメリットもあります。

給水器は600円〜2,000円で購入できます。


巣箱

ハムスターは敵から身を隠すために巣穴で暮らす習性があるため、隠れ家や寝床にもなる巣箱を置いてあげると安心します。

ハムスターの体の大きさに合った、大きすぎす小さすぎないサイズを選びましょう。

巣箱は様々なタイプがありますが、体が大きく活発なハムスターには安定感がある陶器製の巣箱がおすすめ。

また遊び場としても使える巣箱もあります。木製の巣箱が多いですが、巣箱でトイレをしてしまうハムスターには、汚れや臭いが染み付きやすいのでプラスチックやアクリル製がおすすめ。

お手入れしやすく、取り付けタイプを選べばひっくり返す心配もありません。また噛むと壊れやすい素材なので、噛み癖があるハムスターにはおすすめできません。さらに冬場は静電気が起きやすいため、冬は陶器や木製の巣箱に変えることをおすすめします。

巣箱は800円〜2,000円ほどで購入できます。


トイレ

ハムスターはきれい好きで、巣穴のトイレでおしっこをする習性があります。トイレにおしっこがついた床材を混ぜておくと、そこをトイレだと覚えるようになります。

しかし種類や個体によって差があり、トイレを全く覚えない子や、途中でトイレの場所を変える子、中にはトイレの中で寝てしまう子もいるということを覚えておきましょう。

トイレはおしっこが染み込まず、お手入れがしやすいプラスチック製か陶器製のものがおすすめです。さらに屋根付きのトイレなら砂などが飛び散りにくく、ケージ内のお掃除も楽になります。

トイレ砂には掃除がしやすい固まるやイプや、かじっても安心のタイプ、低アレルギータイプなどがあります。

ハムスターのトイレは、500円〜1,500円ほどで購入できます。


床材

床材はケージの底に敷く、足を保護したり、保温や吸湿、巣材などさまざまな役割があるものです。

野生のハムスターは、土を掘って穴に隠れたり、葉っぱなどに潜ったりします。その代わりになるのが床材なのです。

床材はハムスターの体が隠れるくらいたっぷりと敷きましょう。交換するときは、古い床材を少し残しておくと、匂いがついているためハムスターが安心します。

おしっこの臭いが気になる場合は、消臭効果があるタイプを選びましょう。

床材は400円〜1,500円ほどで購入できます。


床材の素材ごとの特徴

最もスタンダードなのがウッドチップ。広葉樹や針葉樹をフレーク状にしたもので、吸湿性や保温性に優れています

紙の床材は紙を断裁したもので、巣作りもしやすく、柔らかく、保温性・吸水性にも優れています。また紙の床材は消臭効果があるタイプも。

とうもろこしを砕いて作られたコーンチップは、万が一食べてしまっても安心なのがポイント。しかし他の床材に比べて値段が高く、食品素材のためカビや腐敗のリスクもあります。

新聞紙は吸水性が低くおしっこを十分に吸わないため、湿った状態になってしまうのでおすすめできません。

砂浴び

ハムスターは砂浴びをして、体についた汚れや臭いを落とします

サラサラの砂を入れると砂の上を転がったり、砂を掘ったりして、ストレス解消にもなります。

ハムスター専用のきめ細かい砂があるので、チェックしてみましょう。

ハムスターの砂浴び用の砂は500円ほどで購入できます。


かじり木

ハムスターの歯は一生伸び続けるもの。そのため固いものをかじることで歯が削られるので、つねに何かをかじっている習性があります。

歯の伸び過ぎやストレス解消のためにも、かじり木を置いてあげましょう。人の手やケージなどを齧ってしまう場合も、かじり木が有効です。かじりやすい位置にかじり木を入れてあげましょう。

かじり木は600円〜2,000円ほどで購入できます。


エサ入れ

ハムスターのエサ入れは専用のものも売っていますが、100均などの小さいお皿でも代用可能です。

エサ入れは、陶器製で口が広く安定した形で、ハムスターが乗っかってしまってもひっくり返らないくらいの適度な重さがあるものを選びましょう。

餌入れの大きさは、ハムスターが中に入ってしまわないサイズに。

またペレットと野菜などを一緒のエサ入れに入れてしまうと、野菜の水分でペレットが痛みやすくなってしまうため、エサ入れを分けるのがおすすめです。

エサ入れは400円〜2,000円ほどで購入できます。

エサ

ハムスターの主食はハムスター用ペレットです。栄養バランスが良いものを選びましょう。

ハムスターはエサを頬袋に入れて巣穴に持って帰る習性があります。そのためエサ入れにエサがなくなったからといって、毎日の決まった量以上に足す必要はありません。エサのパッケージに記載されている適量をあげましょう。

残っているフードは痛んでしまうので、捨ててから新しいものを足しましょう。

ハムスターのエサは300円〜2,000円ほどで購入できます。

ハムスターに与えてはいけないものを理解しよう

ハムスターに与えてはいけないものも理解しておく必要があります。

ハムスターに与えてはいけないのは、たまねぎ、長ネギ、しょうが、じゃがいも、トマト、どんぐり、わらび、みょうが、もも、さくらんぼ、チョコレート、牛乳など

水分が多いきゅうりやほうれん草、レタスなどもあげすぎには注意しましょう。

ハムスターのおやつについても理解する

ハムスターのおやつといえばひまわりの種が思い浮かぶと思いますが、くるみやアーモンドなどのナッツ類も好みます

しかしあげすぎると、主食のエサを食べなくなってしまったり、肥満の原因にもなるので注意が必要です。

キャベツ、ブロッコリー、小松菜、にんじんなどの野菜や、バナナやりんごなどの果物も適度にあげましょう

ハムスターをお迎えしてすぐのコミュニケーション方法も知っておこう

お迎えして初めてケージに入ったハムスター

お迎えしたハムスターと仲良くなるには、お迎えしてすぐのコミュニケーション方法も知っておく必要があります。

ハムスターはお世話をしてくれる人のことをよく覚えてくれます。「なかなか懐いてくれない…」と思っても、毎日しっかりお世話をして時間が経てば、徐々に心をひらいてくれるはずです。

焦らずに時間をかけてゆっくりと距離を縮めていきましょう

エサの他にもひまわりの種などのおやつをあげるのもおすすめです。

1〜3日目お迎えしてすぐは、ケージを静かなところに置いて、無理に触ったりせずそっとしておきましょうお世話も最小限にとどめ、エサと水の交換、トイレのお掃除をします。
3〜5日目声をかけ様子を見ながら、ケージ越しにエサを手渡しであげてみましょう。問題なければ、ケージから出してエサをあげてみましょう。ここでもいきなり体を触ったりしてはいけません。
1〜2週間目ハムスターが徐々に慣れてきたら、手のひらに乗せたり、優しく撫でたりしてみましょう。背中や額を中心に、ハムスターが見える位置からゆっくりと触るのがポイントです。時間をかけて少しずつ距離を縮めていきましょう。

 またハムスターの気持ちを知ることも大切です。

耳をピンと立てているときは、警戒しています。慣れない環境で、周りに敵が居ないか確認しているのです。ケージやお家の中が安全な場所だと分かるまで、そっとしておいてあげましょう。

指を噛んでくることもあります。強く噛んでくるときは、怖がっている証拠です。噛まれてしまっても怒らないであげましょう。弱く噛んできたときは甘えています。

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この記事を書いた人

小動物飼養販売管理士。
小動物専用SNS「すもあに」開発者。
自身もハムスターや小鳥、デグーにモモンガと多数の小動物を飼育。

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