ハムスターがいつでも清潔な餌を食べるために必要な餌入れですが、形や大きさ、素材がたくさんあってどのようなものがいいのか迷ってしまいますよね。
ハムスターの餌入れを適当に選んでしまうと、ハムスターのストレスになったり、思わぬケガに繋がることも。
そこで今回はハムスターの餌入れのおすすめと、形や高さ、重さなどの選び方、餌入れのタイプなどをご紹介します。
ハムスターが快適に餌を食べられるように、適切な餌入れを選びましょう。
ハムスターの餌入れの必要性
ハムスターを飼育する上で、餌入れは必ず用意するようにしましょう。
ハムスターはその場で餌を食べることもありますが、餌を頬袋に入れて巣箱に持ち帰る習性もあります。餌を置く位置を決めて、いつでも好きな時に餌を巣箱に持っていけるように、餌入れは必要です。
ハムスターが頬袋に入れて巣箱に持ち帰った餌はそのままにしておくと不衛生なので、床材を交換するタイミングで一緒に処分する必要があります。頻繁に処分してしまうと、ハムスターにとってストレスになってしまうので週に1回くらいのペースで処分しましょう。
またハムスターは頬袋に餌を入れた後に吐き出す習性もあります。巣箱に持ち帰って食べるパターンも多いですが、餌入れに吐き出すこともあります。一度口の中に入り唾液のついた餌は腐りやすいので、餌入れの餌は毎日入れ替え、餌入れも洗って清潔な状態を保つ必要があります。餌入れを清潔に保つことで、餌が傷みにくくなります。
ハムスターの餌やりは1日1回、決まった時間にあげましょう。ハムスターは夜行性なので、それに合わせて夜に餌をあげるのがおすすめです。
餌は次の日交換するまで入れっぱなしでも大丈夫です。餌を入れ替える際は、残っている餌はすべて捨てて、新しく適量を餌入れに入れましょう。
餌を継ぎ足してしまうと、どれくらい食べているかわからなくなってしまいます。毎日新しい餌に交換することで、ハムスターの健康状態も把握しやすくなり、餌の食べ過ぎを防いだり、餌を食べる量が減っていることも気づきやすいです。
ハムスターの餌入れの選び方
ハムスターの餌入れの選び方は重要です。
適当に選んでしまうと、ハムスターの体格に合わず、餌入れをひっくり返してしまったり、食べにくくストレスがかかったり、ハムスターが思わぬケガをしてしまう可能性もあります。
ハムスターが餌を食べやすい形・高さ・重さ・安全な素材のものを選びましょう。
餌入れの形
ハムスターが餌を食べやすい、おすすめの餌入れの形は円形です。
円形だとどこからでも餌を食べることができ、お手入れもしやすいというのもポイント。
餌入れの大きさはハムスターの身体の大きさにあったものを選びましょう。
ハムスターの身体より餌入れが大きいと中に入ってしまい、餌入れの中で排泄したり、床材や抜け毛が入ってしまい、不衛生な状態になってしまいます。
ハムスターが餌入れで排泄してしまったら、ニオイが染み付いてしまわないようにしっかり洗いましょう。とくにオシッコはニオイが強いため、餌入れにニオイが残っていると繰り返しそこで排泄してしまいます。
また餌入れでフンをしてしまうことも珍しくはありません。餌入れにフンがあると不衛生なので、毎日の餌の入れ替えの時や、見つけた時点で取り除くようにしましょう。
このように餌入れの中に入ってしまう場合は、小さいサイズの餌入れに変えることも検討しましょう。
餌入れの高さ
ハムスターの餌入れの高さは、ハムスターが顔だけを餌入れに入れて食べることが出来る高さにしましょう。
餌入れの高さが高すぎても低すぎても食べにくく、ハムスターにとってストレスになるだけではなく、餌が散らばったり、ハムスターが中に入ってしまい不衛生な状態になってしまいます。
餌入れの重さ
餌入れの重さは、ハムスターの体重より重いものを選びましょう。
軽い餌入れだとひっくり返ってしまい、餌が散乱したり床材が入ったり不衛生な上に、ハムスターがケガをする危険もあります。
ハムスターの餌入れは陶器がおすすめ!素材の種類と合うタイプ
ハムスターの餌入れは陶器がおすすめですが、ハムスターの飼育環境や、与える餌、ハムスターの性格に合わせて選びましょう。
ペレットの他に野菜やフルーツなどのおやつもあげる場合は、野菜の水分でペレットが濡れてしまうと痛みやすくなってしまうので、ペレット用と野菜用の餌入れをそれぞれ用意するのがおすすめです。
餌入れを2つ置くスペースがない場合は、野菜は直接手であげましょう。
陶器
ハムスターの餌入れでおすすめなのが陶器です。陶器製は安価なものも多く、500円前後で購入できます。
形は円形や、コーナーに置く用の三角形、四角いものなのさまざまな種類があります。
陶器がおすすめの理由は、ハムスターの体重よりも重いためひっくり返ることがなく、安定感があるからです。
またハムスターが多少かじってしまっても割れにくいという点も安心です。
そして陶器の餌入れは洗いやすいので清潔に保てるのもポイントです。
プラスチック
プラスチックの餌入れは、床に置くタイプとゲージに引っ掛けるタイプがあります。プラスチック製も安価なものが多く、500円前後で購入できます。
床に置くタイプは軽いため、ハムスターがひっくり返してしまい、床材が混入したり餌が散らばったり、最悪ハムスターがケガをしてしまう恐れもあります。
ゲージに引っ掛けるタイプは、ハムスターが中に入ってしまったり、床材などが餌入れに入ることもないので清潔に使えます。ハムスターの体格に合わせて食べやすい位置に調節もできます。
しかしプラスチック製は耐久性がありません。ハムスターがかじって傷ができたり欠けやすいので、破片の誤飲などの心配もあります。
噛み癖があるハムスターなら、陶器やステンレスの餌入れが安心です。
ステンレス
ステンレスの餌入れも床に置くタイプとゲージに引っ掛けるタイプがあります。ステンレス製の餌入れは500円〜1,000円ほどで購入できます。
ステンレスタイプの餌入れは耐久性が高く、かんだり落としたりしても割れる心配がなく安心です。
また野菜やフルーツをあげる場合は、ステンレスは熱を奪いやすいので傷みにくく野菜やフルーツ用の餌入れにおすすめ。
ガラス
ガラスの餌入れも、熱を奪いやすいので野菜やフルーツ用の餌入れにおすすめです。ガラス製の餌入れは、1,000円以上するものが多いです。
ガラスはステンレスよりも重いので、陶器のように安定感がありますが、ガラスは落としたりぶつけたりすると、割れたり欠けたりする心配があるので、野菜やフルーツをあげるときなど一時的にあげる用にするのがおすすめです。
おすすめのハムスター用餌入れ
先述したとおり、ハムスターの餌入れは適度な重さがあり、ハムスターが食べやすいものがおすすめです。またペレットと野菜用の餌入れは分ける必要があります。
そこでおすすめのハムスター用餌入れをご紹介します。
ペットショップやネットショップでも購入できるので、飼育するハムスターに合ったものを選びましょう。
マルカン ハムちゃんのフード付き食器
ハムスター用餌入れのおすすめは、『マルカン ハムちゃんのフード付き食器』。400円〜600円ほどで購入できます。
直径6.5cm、高さ4cm、奥行き6cmの丸形で、陶器なので安定感があり安心です。
ハムスターの可愛いイラストが描かれた餌入れで、ハムスターが餌をかき分けても、餌が飛び散らないフードが付いているのがポイント。
内側にはひまわりの種のイラストで、1日の餌の量のメモリが付いているのでとても便利です。
ロボロフスキーの複数飼いの場合なども使えます。
ケージの角に置きたい場合の餌入れ
ケージの角に置きたい場合の餌入れでおすすめなのは、『SANKO ハッピーディッシュ コーナーS』。400円〜800円ほどで購入できます。
角に置けるのでケージ内で邪魔になりにくく、ハムスターが食べやすい扇形になっているのもポイント。
幅10.3cm、高さ5cm、奥行8cmとやや大きめなので、身体の小さいハムスターは中に入ってしまうかもしれません。
2つの餌をあげたい場合の餌入れ
ペレットと野菜やフルーツなど2つの餌をあげたい場合におすすめの餌入れは、『SANKO ハッピーディッシュ ダブル』。500円前後で購入できます。
幅12.2cm、高さ2.5cm、奥行き5.8cmと、安定感のある陶器製の餌入れで、小さな小皿が2つ繋がった形をしています。
ダイソーや100均のお皿でも代用は可能
ハムスターの餌入れは、ダイソーや100均のお皿でも代用は可能です。
先述したとおり、ハムスターが食べやすい高さで安定感や厚みのある陶器製のものを選びましょう。
最近では100均でも品揃えが豊富なので、ハムスターの餌入れに適した小皿がたくさんあります。
しかしダイソーや100均一のものは、少し力がかかったり、ハムスターがかじってしまうと欠けたり壊れたりするものも多いので、しっかりした作りのものを選ぶ必要があります。
餌入れと一緒に餌の保存容器もチェックしよう
餌入れと一緒に、餌の保存容器もチェックしましょう。
ハムスターの餌は一度開封すると痛みが早いので、正しく保存しないと虫が湧いてしまうこともあります。
保存容器は密閉性の高いものを用意しましょう。中身が見やすいように透明のプラスチックやガラスの容器がおすすめです。
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