うさぎの飼育費用はいくらかかる?

うさぎの飼育費用はいくらかかる?

トレードマークの大きな耳にふわふわのやわらかい毛、クリっとした目が可愛らしいうさぎはペットとして大人気。

品種ごとの特徴も個性的で、幅広い世代に愛されている動物ですよね。

そんなうさぎを「お迎えしたい!」と思った時に、飼育にどのくらいの費用がかかるのか疑問を抱いたことはありませんか?

今回は、「うさぎをこれから飼育したい!」という人に向けて、うさぎを飼育するまでに必要な費用や飼育してからもかかる費用についてをご紹介。

うさぎの飼育にかかる費用を知って、お迎えに備えましょう!

目次

うさぎの飼育に掛かる一生涯の金額

飼い主とうさぎ

ペット保険会社の調査によると、うさぎの一生涯にかかる費用は約100万円で、年間飼育費用の平均はおよそ9万円ほど。

うさぎの平均寿命は7~8年ですが、最近では10歳まで長生きする子も増えているので100万円という費用もうなずけます。

うさぎを飼育するにあたってかかる費用のおおよその内訳を表にまとめてみました。

うさぎの飼育に必要なことや物費用
うさぎ約8,000円~100,000円前後
(品種により差がある)
飼育スペース用品約13,000円
餌(ペレットや牧草)約2,000円~
トイレ用品約3,000円
お手入れ用品約2,000円
おでかけ用品約3,000円~
暖房など季節物約1,500円~3,000円前後
病院費1回の診察で約5,000円前後~
(病気で初診の場合の目安)
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うさぎをお迎えする際の初期費用は、うさぎ本体の費用を抜くと20,000円~30,000円ほどかかります。

その中でも毎月かかるうさぎの飼育費用はエサ代やトイレ用品などの消耗品です。

これに加えて病気になったり、定期的な健康診断を受けたりすると病院費も年間で数回必要になる場合もあります。

うさぎをお迎えする際に準備するものとその価格

お迎えして家の中を走り回るうさぎ

うさぎをお迎えするにあたって揃える必要があるものはこちらです。

  • うさぎ
  • 飼育ケージ
  • ペレット・牧草
  • フード入れ
  • 牧草入れ
  • 給水ボトル
  • トイレシート
  • トイレ砂
  • 部屋んぽ用のリード
  • かじり木
  • ブラシ

これらをすべてを用意したとすると、合計金額は最低でも2万円ほどかかる見込みです。

それぞれピンからキリまで様々な価格帯のものがあるので、飼育グッズごとに詳しくご紹介していきます。

うさぎ自身

一言にうさぎといっても、今やペットショップでは様々な品種のうさぎを見かけませんか?

耳が垂れている子、毛が長い子など品種によって個性があるのと同時に、その費用もバラつきがあります。

  • ミニウサギ
  • ネザーランドドワーフ
  • ホーランドロップ

うさぎの中でも人気の高い上記3種の特徴や費用をみていきましょう。

ミニウサギ

ミニウサギと聞くとあまり大きくならない小さい品種かと勘違いしがちですが、実は雑種のうさぎのことを指しています。

費用に幅があり、約5,000円~10,000円ほどが大体の相場です。

大人になると大きく成長することもあるので、お迎えを検討している人は雑種であることを充分理解しておく必要があります。

ネザーランドドワーフ

ネザーランドドワーフ

ピンと立った耳が可愛らしいネザーランドドワーフは、大人になっても小さめサイズのうさぎで、飼育頭数が多く、馴染みのあるうさぎです。

費用は40,000円~100,000円ほどと大きく差がありますが、血統書がついていない場合はもっと低価格で販売されていることも。

うさぎの中でも人気のある品種で、活発な性格が特徴。

ポピュラーな品種なので、ほとんどのペットショップでみかけることができます。

ホーランドロップ

ホーランドロップ

ぺたんと垂れた耳が可愛らしいホーランドロップは、ネザーランドドワーフと並ぶほど人気のあるうさぎです。

垂れ耳のうさぎの中で最も体が小さく、マイペースで穏やかな性格をしている傾向にあります。

費用は約50,000円~110,000円とこちらも大きく幅がありますが、多くは60,000円~70,000円で売られています。

ホーランドロップも、血統書がついていないケースはこれより低価格である場合もあります。

うさぎの飼育ケージ

うさぎが暮らす生活スペースとして必要な飼育ケージの相場は約10,000円です。

サイズや使い勝手によって費用は変動しますが、後から買い直す必要がないようにきちんとしたものを選ぶことをおすすめします。

うさぎが大人になったときに合うサイズで、掃除がしやすいなど使い勝手が良さそうなケージを選びましょう。

餌(ペレットや牧草)

うさぎは牧草を主食として与え、それ以外の必要な栄養素はペレットでカバーします。

牧草とペレットは一般的にはそれぞれ1,000円前後で手に入りますが、品質や量によって費用は様々です。

うさぎを飼育していくうえで健康面に大きな影響を与える食事は、好みに合わせてしっかり食べてもらえるものを選んであげましょう。

フード入れ

ペレットを入れるためのフード入れは、軽いプラスチック製のものであれば500円ほどから手に入ります。

陶器製は1000円を超えるものがほとんどですが、丈夫でひっくり返されにくいというメリットがあります。

牧草入れ

牧草を入れておくための牧草入れも種類は様々ですが、1000円前後で販売されていることが多いです。

隙間が大きいと牧草を引っ張ったときにたくさん床に落ちてしまうのですが、床に落ちた牧草は食べないといううさぎもいます。

うさぎにとって健康を維持するために牧草は必要不可欠ですので、色々と試しながら食べやすい形状のものを選んであげたいですね。

給水ボトル

水分補給に欠かせない給水ボトルは約1,000円で購入できます。

うさぎの好きなタイミングで水をたくさん飲めるように、300ml~500mlの水が入るものが好ましいです。

トイレ

うさぎはトイレで排泄をしてくれるので、飼育ケージの中に設置するトイレが必要です。

一般的なプラスチック製のトイレは約1,000円で、陶器製になると3,000円前後の費用に。

トイレに対して広さや形状などにこだわりを持っているうさぎもいるので、まずはプラスチック製で様子をみるのがベストです。

トイレシート

うさぎのおしっこ対策として、トイレやケージの床下にトイレシートを敷いておきます。

トイレシートはサイズや枚数によって費用にバラつきがありますが、大体1,000円前後で手に入ることが多いです。

ケージやトイレの掃除がしやすくなるので活用すると便利ですよ。

トイレ砂

うさぎのトイレ砂の費用は1,000円前後です。

いいものだと高い消臭効果を発揮するトイレ砂もあるので、ニーズに合う種類を選んでみてください。

部屋んぽの準備

うさぎのストレスを溜めさせないためにも、ケージの外に出してお部屋の中を散歩させます。

コンセントに手が届かないようにカバーで隠したり、サークルを用いて行動範囲を制限したりすると安全に遊べます。


1,000円前後で購入できるうさぎのリードとハーネスを活用してみても良いですね。

かじり木

うさぎがケージやトイレを噛んでしまう場合はかじり木を用意してあげましょう。

固い金属やプラスチックをかじることで歯に負担がかかって不正咬合という病気になってしまう恐れがあります。

500円~1,000円前後で手に入ることが多いので、物をかじる行動がみられたら病気を防ぐためにも用意すると良いです。

ブラシ

長毛かどうかを問わず、特に換毛期は抜け毛が多いので、うさぎの飼育にはブラッシングが必要です。

抜け毛が多い換毛期の毛づくろいは、口にした毛がお腹の中で毛玉になって詰まってしまうことがあります。

ブラシは500円~1,000円ほどで購入できますので、準備しておきましょう。

うさぎの飼育に毎月かかる費用

うさぎを飼育するうえで、継続してかかる毎月の費用は一般的に3,000円~5,000円ほどです。

牧草やペレットなどの餌代と消耗品で毎月その程度の出費があることを覚えておきましょう。

餌代

ご飯を食べるうさぎ

牧草に約1,000円、ペレットに約1,000円でうさぎの毎月の餌代は合わせて2,000円ほどの費用が必要です。

大容量や高品質のものを選ぶ場合は、これよりも高い費用がかかります。

消耗品

トイレシーツやトイレ砂がうさぎ飼育の主な消耗品です。

どちらも1,000円ほどの費用が必要ですので合計で約2,000円が毎月かかります。

他にはかじり木も買い替えを必用とする消耗品なので、ボロボロになっていたら新しいものに交換してあげましょう。

光熱費

うさぎが健康に過ごすためには飼育スペースの温度管理がとても重要です。

エアコンや扇風機を用いて暑い夏や寒い冬を快適に過ごせるようにすることから、光熱費もその分プラスに。

季節によっては一日中エアコンをつけっぱなしにする場合もあります。

うさぎをお迎えしたら光熱費が上がることも覚えておいてください。

その他うさぎを飼う上で必要になってくる費用

うさぎの飼育でその他にかかる費用がこちらの3つです。

  • うさぎの体温調節に役立つ季節もの(1,000円前後)
  • お出かけのためのキャリーバッグ(1,000円前後)
  • 病院の治療費用(約5,000円~10,000円)

必須ではないものの、あると便利なのが「体温調節に役立つ季節もの」と「お出かけのためのキャリーバッグ」です。

飼育するうえで必ず用意する必要があるものではありませんが、場合によっては大活躍します。

それから、うさぎが万が一病気になってしまったら治療にも費用がかかります。

これら3つの費用について詳しく知っていきましょう。

季節に合わせて必要なもの

冬の寒さをしのぐために、ケージに入れられる動物用のホットカーペットやヒーターを活用するのも1つの手段です。


反対に夏の暑い季節はひんやりした冷却マットをケージに入れておけば、うさぎがより快適に過ごせます。


これらは約1,000円から購入できるので、うさぎが自分で温度調節できるように取り入れてみるのも良さそうですね。

お出かけの際に必要なもの

うさぎを連れてどこかに出かけるときに活躍するのがキャリーバッグです。

布製の物からプラスチック製まで様々な形状やデザインのものがあり、大体3,000円の費用がかかります。

お出かけはもちろんのこと、うさぎを飼っている多くの飼い主が動物病院に連れて行くときに活用しています。

うさぎに何かあった時に病院に連れて行きやすいキャリーバッグがあると便利です。


病院代、治療費

うさぎが病気になってしまったときの治療費の目安は5,000円~10,000円です。

ただ、症状が重い場合は1回の治療費用が10,000円を超えることも珍しくありません。

病気以外でも、健康診断や爪切りのお手入れで定期的に動物病院を訪れる場合もあります。

まとめ

  • うさぎの飼育にかかる初期費用は、飼育グッズや餌代で20,000円~30,000円ほど
  • 月に3,000円~5,000円ほどの飼育費用が必要

今回はうさぎの飼育にかかる費用についてご紹介しました。

うさぎの飼育にかかる費用を知ることで、飼うための準備がしやすくなりそうですね。

一生涯でみると大きな費用になりますが、月の飼育費用はそこまで高額ではないので、うさぎをお迎えするハードルは低めではないでしょうか。

可愛いうさぎをお迎えするための準備にぜひ役立ててくださいね。

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うさぎの飼育費用はいくらかかる?

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この記事を書いた人

小動物飼養販売管理士。
小動物専用SNS「すもあに」開発者。
自身もハムスターや小鳥、デグーにモモンガと多数の小動物を飼育。

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