オカメインコの飼い方まとめ!値段や寿命や性格などの特徴まで

オカメインコの飼い方まとめ!値段や寿命や性格などの特徴まで

さまざまな種類の小鳥がいる中でもペットしても人気なのがオカメインコ。

本記事ではオカメインコがどんな小鳥なのか、寿命や性格などの特徴に触れながらオカメインコの正しい飼い方をご紹介。

オカメインコについて知りたい、オカメインコを飼いたいという人はぜひ参考にしてください。

オカメインコの魅力を知れば、きっとお迎えしたくなるはずです。

目次

オカメインコとは

ペットして人気のオカメインコ

オカメインコとは一体どんな小鳥なのか、まずは生態について知っていきましょう。

分類オウム目オウム科
生息地オーストラリアの乾燥した地域
食性雑食
体長約30cm前後
性格人懐っこく甘えん坊
寿命約15年~20年
値段約13,000円~50,000円
オカメインコの特徴

オカメインコは名前に”インコ”と付いていますが実はオウムの仲間です

野生では20羽以上の群れで生活をしていることもあり、社交性の高さが特徴的。

人間への警戒心が薄めで、お迎えして間もないタイミングでも飼い主に対して友好的に接してくれる傾向にあります。

小さな体ではありますが比較的長生きで、最近では20年以上生きるオカメインコも増えてきました。

ペット長く生涯を共にしたいという人に向いている小鳥だといえます。

オカメインコの値段はカラーやお迎え先によって異なります。

身近なペットショップや鳥専門ショップからよりも、ブリーダーからのお迎えが安価です。

オカメインコの種類

オカメインコは羽毛の色や柄の違いによって種類が分けられています。

様々なカラーがあるオカメインコ

さまざまなバリエーションが存在しますが、ここではメジャーな種類をご紹介していきます。

オカメインコの種類特徴
ノーマル(ノーマルグレー)オカメインコの野生に近い姿
顔と頭が黄色で体は暗めのグレー
頬にあるオレンジ色のチークパッチが特徴的
ルチノーオカメインコの中でも人気が高い種類
全体的に薄い黄色のカラー
個体によって濃淡に差がある
ホワイトフェイス名前の通り顔が白いオカメインコ
頬のオレンジ色のチークパッチがない
シックで大人っぽい印象
シナモンノーマルに近いが体のグレーが茶色っぽい
優しい雰囲気を感じる色合い
パール体全体に白またはクリーム色の斑点がある
オスは成鳥になると模様が薄くなってしまう
パイド体に大小さまざまなまだら模様がある
個体によって模様の出方はバラバラ
オカメインコの種類と特徴

オカメインコの中でもスタンダードな種類はノーマルとルチノーで、ペットショップで見かける機会が多め。

可愛らしい見た目だけでなく、ホワイトフェイスのようにエレガントなカラーも雰囲気が違って素敵です。

柔らかい色合いを好む人はシナモンやルチノーがぴったり。

模様が特徴的なパールやパイドは、個体によって模様の入り方や濃さに違いがあるため、オリジナリティを求める人におすすめです。

それぞれの種類に魅力的な特徴が満載なので、お気に入りのオカメインコをお迎えしましょう。

オカメインコの特徴

オカメインコといえばこれ!と言い切れる5つの特徴があります。

  • 頬のオレンジ色のチークパッチ
  • ピョコっとした頭の冠羽
  • 長いしっぽのような尾羽
  • 歌うことが大得意
  • 飼い主が大好きな甘えん坊な性格

オカメインコのことをよく知らないという人でも、見た目・特技・性格の特徴を知ればますます気になってしまうこと間違いなしです。

お迎えした人にしか分からない、オカメインコならではの魅力に迫っていきましょう。

チークパッチや冠羽、長いしっぽなどの見た目

オカメインコの特徴はチークパッチや冠羽、長いしっぽなどの見た目

オカメインコといえば、まるでお化粧をしているような頬のオレンジ色のチークパッチがチャームポイント。

さらに頭のピョコンとした冠羽(かんう)は飾り羽で、喜んだり興奮したりしているときはピンと立ち、元気がないときはペタっと倒れるなど感情に合わせて動きをみせます。

まるでしっぽのように見える部分は尾羽で、オカメインコの体全体の長さの半分を占めています。

中にはチークパッチがない種類もおり、カラーの違いで雰囲気がガラっと変化するのもオカメインコの魅力の1つです。

インコとの違いは冠羽

オカメインコは”インコ”という名称が入っていますが、実際にはオウムの仲間です。

よく似ているインコとオウムは、頭に飾り羽の冠羽(かんう)があるかどうかで分類されています。

インコの頭部には冠羽がないのでツルンとしていますが、オウムはトサカのように立ち上がっている冠羽があるのです。

冠羽はオウムの感情に合わせて立ち上がったりブワッと広がったりする面白い飾り羽です。

歌ったり喋ったりも

オカメインコは歌が得意な小鳥で、飼い主の口笛やメロディーを真似して歌う個体が多いです

歌うかどうかは個体差がありますが、発声機能がより発達しているオスの方がたくさん歌う傾向にあります。

短い単語ならお喋りをすることもでき、飼い主が発する挨拶のフレーズや自分の名前を覚えて話すことも

オカメインコの歌やお喋りで、これまで以上に明るくユーモアにあふれた生活になるはずです。

オカメインコの懐きやすさ

人間にとても懐きやすいオカメインコ

人間に対して最初は警戒心を抱く小動物が多い中、オカメインコの場合はお迎えして間もない頃から友好的であることが多いです。

人間にとても懐きやすく、特にお世話をしてくれる飼い主のことは大好き

歌やダンスで飼い主の注目を集めようとしたり、鳴き声で呼んだり構ってもらおうと一生懸命にアピールします。

オカメインコが飼い主に身を寄せて甘える姿には思わずキュンとしてしまうはずです。

コミュニケーションが足りないと寂しい思いをしてしまうので、毎日一緒に遊んでスキンシップをとり、たくさん甘えさせてあげましょう。

オカメインコの飼育にかかる費用

オカメインコをお迎えする前に、何にどのくらいのお金が必要なのか知っておくことが大切です。

初期費用と毎月必要な維持費の目安を把握して、オカメインコのお世話を継続してできるかどうか、金銭面での見通しを立てておきましょう。

お迎えした後で毎月かかる維持費は、飼育アイテムの消耗品やオカメインコが快適に過ごすために欠かせない空調の光熱費がメイン。

それぞれ値段の相場がどれくらいなのか、項目ごとに分けて細かくご紹介していきます。

オカメインコの飼育にかかる初期費用

オカメインコの飼育で必要な初期費用の内訳がこちらです。

飼育に必要なもの値段の相場
オカメインコ約13,000円~50,000円
ケージ約10,000円~15,000円
ケージカバー約2,500円~5,000円
止まり木約1,000円~2,000円
温度計約1,000円~2,000円
ヒーター約4,000円~6,000円
サーモスタット約5,000円
餌(主食+栄養補助)約1,000円~2,000円
餌入れ500円前後
オカメインコの飼育初期費用の内訳

オカメインコ以外の項目は、お迎え前に揃えておきたい必須のアイテムです。

オカメインコの値段はカラーや販売場所によって違いがあり、メジャーな種類では13,000円~20,000円ほど、珍しいカラーは50,000円近い値段に。

ペットショップは気軽に足を運べますが、直接販売を行なっているブリーダーからの方が安い値段でお迎えできる傾向にあります。

平均的にオカメインコは約20,000円~30,000円の生体価格でお迎えする人が多い印象です

一方、飼育アイテムの値段相場を合計すると最低でも約20,000円の費用がかかることが予想されます。

後から買い足すおもちゃやケア用品を足しても、飼育アイテムの合計費用は約20,000円~30,000円の金額で収まるのが一般的です。

仮にオカメインコを20,000円でお迎えしたとすると、初期費用は飼育アイテムと合わせて40,000円。

初期費用はお迎えするオカメインコのカラーや、飼育アイテムの合計費用で個人差がありますが、40,000円~60,000円ほどが平均的です。

オカメインコの飼育アイテムについては、後述でアイテムがもつ役割やおすすめの選び方についてご紹介しています。

オカメインコの飼育が初めての人、アイテムを買い替えたいと考えている人は、ぜひチェックしてくださいね。

オカメインコの飼育にかかる毎月掛かる費用

オカメインコの飼育で毎月かかる維持費の内訳がこちらです。

維持費の内訳値段の目安
1,000円前後
掃除用品1,000円前後
光熱費約2,000円~(地域や季節で変動)
病院代病気:約1,000円~
ケア:1,000円前後
オカメインコの維持費内訳

オカメインコの飼育には毎月約5,000円の費用がかかることが予想されます。

餌については後述で詳しく説明していますが、主食と補助食品を与えるのが一般的です。

与える餌の1ヶ月分の費用は平均して1,000円前後に収まります。

掃除用品については、ペットシーツはチラシや新聞紙でも代用できるので、人によっては掃除用品の費用が発生しないケースも。

気温差に弱いオカメインコには、気候が良い時期以外は空調を使って室温の調整を行うため光熱費が増加します。

時期や住んでいる地域によって光熱費の変化が少ないこともありますが、空調やヒーターを使用すると最低でも2,000円ほどアップするはずです。

動物病院によって値段に違いがある病院代は、例えば診察+薬の処方なら3,000円~5,000円ほど、大きな検査が加わると10,000円を超えることもあります。

また、オカメインコは日常的なケアの1つに爪切りが必要ですが、暴れて自宅でできない場合は動物病院で切ってもらうと安全です。

個体によっては爪切りに毎月1,000円前後の費用がかかる場合があることも覚えておきましょう。

オカメインコの飼育方法と注意点

オカメインコに毎日してあげる必要があるお世話は主に以下の4つです。

  • 餌やり
  • 水の交換
  • ケージ内の掃除
  • 放鳥によるコミュニケーションと運動

古い餌と水は破棄して新しいものへ交換し、排泄物で汚れた箇所は拭き取ってキレイにします。

ケージの中だけではオカメインコが運動不足になってしまうので、毎日ケージの外で遊ばせる放鳥を最低でも30分は行いましょう。

飼い主としっかりコミュニケーションがとれるので、オカメインコの心を満たしてあげられます。

放鳥の前には必ず窓や扉を閉め、かじっていたずらをされると困るものは片づけてください。

基本的なお世話の仕方は難しくないので、オカメインコはペットの飼育が初心者の人にもおすすめの小鳥です。

ただ、オカメインコの性格や生態の特徴を踏まえて、以下7つの飼育ポイントはおさえておきましょう。

  • お迎え当初はケージの中で慣らしてあげる
  • 餌は正しい量を与える
  • 室内の温度管理に気を配る
  • ケージの衛生環境を保つ
  • オカメパニックを起こさせない
  • ニオイの変化に注意する
  • できるだけ発情をさせない

どれもオカメインコを健康に育てるために欠かせない飼育ポイントです。

それぞれどのようなことに注意するべきか、詳しくみていきましょう。

まずはケージの中で慣らす

ケージの中で遊ぶオカメインコ

お迎え後のオカメインコは、見慣れない場所にやってきたことで緊張している状態です。

オカメインコが環境の変化に慣れるまでは過度に構わずに、ケージの中でゆっくりと過ごさせてあげましょう。

ご飯をしっかり食べており、飼い主を恐がって避ける様子がなければ少しずつコミュニケーションの時間を増やしてあげてください。

最初はケージ超しに声をかけたり指で撫でたりするところから始め、慣れてきたらケージの外に出して遊びます。

個体によっては環境の変化になかなか馴染めないこともあるので、焦らずゆっくりと見守ってあげましょう。

餌は適正量を

オカメインコに適したエサの量は体重の10%ほどだとされています。

体重が90g~100gのオカメインコの場合、10g前後の餌を用意してあげましょう。

主食がペレットなのか、混合シードなのかで栄養バランスにばらつきがあります。

初めのうちは与えている餌の量が正しいかどうか、定期的に体重を測ってチェックすることをおすすめします。

ヒナから育てる場合でなければ、体重は増えたり減ったりしないで維持できている状態がベストです。

餌の量だけでなく、運動不足やおやつの与えすぎにも十分注意してください。

温度管理の徹底

暖かい環境に生息しているオカメインコに適した室温は約25℃~30℃ほど。

成鳥であれば25℃前後の室温で問題ありませんが、ヒナや高齢のオカメインコには30℃~32℃の保温状態が望ましいです。

夏は室温の上昇を防ぐために空調を、冬は寒さ対策でケージカバーやペットヒーターを活用してください。

オカメインコは気温差に弱いため、朝晩の寒暖差が激しい時期は特にしっかりとした対策が必要です。

ケージを衛生的に保つ

毎日の掃除は目に見えた汚れを取り除くことで十分ですが、1週間に1回程度はケージ全体を拭き取ったり水洗いしたりすると衛生的です

汚れを放置すると雑菌が繫殖してニオイや病気の原因になってしまいます。

不衛生な環境で過ごすとストレスを感じて体の抵抗力が落ちてしまうので、定期的に大掃除をして清潔さを保ちましょう。

オカメパニックに気を付ける

オカメインコは臆病な一面があり、驚くとパニックを起こして暴れまわることがあります。

オカメパニックと呼ばれる行動は、地震や大きな音などに驚いた反動で引き起こされます。

オカメパニックは体にケガを負う原因となるため、できるだけ発生を防ぐための対策をしてください。

特に家を留守にしているときは要注意ですので、以下の方法を実践することをおすすめします。

  • ラジオやテレビ、音楽などを小さなボリュームで流しておく
  • 部屋が暗くならないように電気を付けておく
  • 大きな物音や聞き慣れない音には気を配る

小さめのボリュームでテレビやラジオ、音楽などを流しておくと些細な物音に驚きにくくなります。

飼い主の帰宅が遅くなるときは、部屋が真っ暗にならないように電気を付けて外出しましょう。

一緒に過ごすうえでオカメインコが驚くような物音は避けることも大切です。

些細なニオイに敏感であることにも注意

繊細なオカメインコはニオイに敏感な小鳥です。

香水や蚊取り線香の煙など、人間には害がない何気ないニオイで呼吸器に異常を起こしたり中毒症状を起こしたりする危険性がまれにあります

実際に、部屋にアロマを焚いたことが原因でオカメインコが亡くなってしまった事例が存在します。

ニオイがキツいものだけでなく、掃除に使う薬品洗剤も空気中に揮発して吸い込んでしまうことがあるため注意が必要です。

個体差はあるものの、オカメインコは人間が気にならないニオイで体調を崩す恐れがあります。

香りがキツイものの使用は避ける、料理や掃除のタイミングは換気を行う、といったことを心掛けてください。

なるべく発情させないように

オスメス共に過度な発情は病気を引き起こす原因になってしまうため、なるべく発情をさせないように対策をします。

外敵の心配がなく良質な餌があって快適に過ごせる気温が揃っている飼育下では、ちょっとしたきっかけで発情しやすいのです。

発情が頻繁に起こるとメスの場合は産卵で体力を消耗しますし、オスでは発達した精巣が体の神経を圧迫して障害が発生することも。

できるだけ発情をさせないためにも、お世話をする中で以下の行動を心掛けてください。

  • おもちゃは様子をみて与える
  • 巣箱は設置しない
  • 背中を撫でない
  • 餌は気持ち少なめで与える
  • 十分に運動させる

オスメス共通しておもちゃに発情をすることがあります。

特に自分の姿が映る鏡は発情を促しやすいアイテムですので気を付けてください

オカメインコの様子をみて、遊ばせても問題がないかチェックしましょう。

メスにとって「巣箱は子育てをする場所」という本能的な認識があるため、巣箱の設置はおすすめしません

止まり木でしっかりと休めるので、巣箱の設置は避けるのが無難です。

何気なくやってしまう背中を撫でる行為は、交尾を連想させる刺激になってしまいます。

スキンシップは背中を避けて顔周りを中心に触ってあげましょう。

オカメインコにとって十分すぎる栄養は産卵しやすい状態を招いてしまいます。

発情が続く場合は、餌を適量よりも気持ち少なめで与える方法を試してみてください。

また、放鳥でしっかり体を動かしていると発情が減少する傾向にあります。

毎日数十分でも良いので、放鳥して運動させてあげると健康にも良いのでおすすめです。

オカメインコの飼育に必要なもの

オカメインコをお迎えする前に、揃えておくべき以下の必須アイテムを準備しておきましょう。

  • ケージ
  • ケージカバー
  • 止まり木
  • 温度計
  • ヒーター、サーモスタット
  • 餌入れ

どれもオカメインコの飼育に欠かせませんが、さまざまなメーカーから多数販売されているため、どれを買えばいいのか迷います。

そこで、それぞれの飼育アイテムをどのような点に気を付けて選ぶべきか、ポイントをご紹介していきます。

これからオカメインコの飼育アイテムを揃える人だけでなく、買い替えを検討している人にも参考になるはずです。

ケージ

オカメインコの生活スペースであるケージは、中で羽を広げても狭くない広さが求められます。

ケージの大きさは横幅46.5cm×高さ46.5cmが理想であり、長い尾羽が当たらないように奥行きは45cm以上あると安心です。

ケージは広すぎても問題ありませんが、あまりにも大きいと掃除が行き届きにくくなりますし置き場所にも困ります。

上記の理想的サイズを目安に、お世話をしやすい範囲のサイズを選びましょう。

鳥かごといえば丸いドーム型がイメージされることもありますが、使い勝手が良いのは四角いタイプです。

縦網だけでなく横網が入っていることでくちばしを使って伝い歩きをしやすく、扉の開口部が大きいためお世話がしやすいです。

網部分のおすすめ素材はステンレス製で、錆びにくい・丈夫・汚れが落ちやすいという特徴があるため、長く使うにはぴったり。


ただ、ステンレス製は値段が高価なことから、安価な銀メッキのケージが人気が高いです。

オカメインコが窮屈に感じない広さか、長く扱いやすいか、という点に注意してケージを選んでみてください。


ケージカバー

ケージカバーはオカメインコが夜ぐっすりと眠れるように、光と音を遮断してリラックスできる環境にするためのアイテム。

タオルや毛布などでも代用できますが、専用のカバーは遮光性に優れており、ケージにサイズが合うので扱いやすいです。

防音と遮光だけでなくすきま風を通さない保温効果が期待できるため、冬場は特に重宝します。

ケージに合うサイズかどうかを確認してから購入しましょう。

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止まり木

ケージの中に設置する止まり木は、オカメインコがつかまりやすい天然木が好ましいです。

天然木は爪が削れやすくオカメインコの足に負担がかかりにくい特徴があります。

止まり木は2本を高さ違いで設置すると、ケージの中を移動できてストレスがかかりにくいです

止まり木が細すぎると爪が浮いてしまい、太すぎるとしっかりつかめず不安定になってしまうので、オカメインコにとって最適な太さを選んであげましょう。

オカメインコが止まり木を握ったときの爪の間隔が直径の1/3程度になる18㎜~20㎜の太さが理想的です。

個体によって多少の差があるため、止まり木がオカメインコの脚にフィットしているかどうかを必ずチェックしてください。

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温度計

温度計をケージ付近に設置することで、オカメインコにとって快適な室温かどうかを把握することができます。

約25℃~30℃が成鳥のオカメインコにとって適した温度ですが、寒すぎたり暑すぎたりすると体調が悪化する恐れが。

一定の室温を保つためには温度計の設置が欠かせません。

ケージのそばに温度計を設置して、オカメインコが快適に過ごせる環境づくりに役立てましょう。


ヒーター、サーモスタット

冬の寒さ対策としてペットヒーターを用意しておきましょう。

スポット的に温める電球タイプや、オカメインコがぴたっと寄り添って暖をとる止まり木タイプなどバリエーションが豊富です。


また、ペットヒーターとあわせて揃えておきたいのが、温度調整をしてくれるサーモスタット。

高温になりすぎることを防いで自動で一定の温度を保ってくれる優れものです。

サーモスタットがあれば留守中でも安心してペットヒーターを使用することができます。

冬の寒さに備えて保温効果のあるペットヒーターと、温度調整をするサーモスタットを準備しておきましょう。


オカメインコの主食は、アワやヒエ、キビなどのさまざまな植物の種子が混ざり合った混合シードか、複数の種子を細かく砕いて栄養素と一緒にギュッと固めたペレットの2種類。

シードは殻付きと殻むきに分かれていますが、栄養価が高くオカメインコがくちばしを使って殻を剥くことができる殻付きがおすすめです。

殻をむく行為がストレス解消になり、オカメインコが楽しみながら食事を摂ることができます。


ただ、シードだけでは栄養価が不足するため、カルシウムやミネラルが豊富なボレー粉や、ビタミンを与える目的で小松菜や豆苗などの野菜が副食として必要です。

ペレットは総合栄養食なので、10割~7割食べていれば副食を与える必要はありません。


しかし、自然食に近いシードに比べると食べ慣れないペレットは嗜好性が劣ります。

与え始めはシードと混ぜながら少しずつペレットに慣らしてあげてください。

ペレットをメインにシードと野菜はおやつ、シードとペレットを半量ずつなど、組み合わせを工夫して餌を与えている人もいます。

オカメインコの嗜好性に合わせて主食を選択し、バランスを考慮して副食を与えましょう。

餌入れ

餌入れはある程度の深さがあり、背面カバーがついていると外にこぼれにくいです。

オカメインコがしっかりつかまれるように、餌入れのフチはある程度太さがあると自然な姿勢で食べることができます。

中身を外から確認できる透明タイプのエサ入れがおすすめです。

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また、副食やおやつとして野菜を与える場合は菜差しを用意します。

底に水を張っておけば葉野菜の鮮度を保つことができ、オカメインコが食べやすいです。


ヒナから飼う時にはほかに必要になるものも

オカメインコのヒナ

オカメインコをヒナから育てる場合は、以下の飼育アイテムを揃える必要があります。

  • クリアケース
  • アワ玉、パウダーフード
  • 挿し餌器具
  • ヒーター

まだ羽毛が生えそろっていないヒナには保温が必須なため、風を通さず熱を逃がしにくいクリアケースでお世話をします。

高さが十分にあれば虫かごでも問題ありません。


クリアケースの底には新聞紙や木くずを敷いて保温効果を高めましょう。

中にヒーターを設置し、サーモスタットで約30℃~32℃を保つように設定します。

温度計も一緒に設置して、クリアケース内の温度を確認できるようにしてください。

オカメインコのヒナの餌は、お湯でふやかしたアワ玉にパウダーフードを混ぜ合わせ、挿し餌の器具を使って直接そのうに流し込みます。

挿し餌は40℃~42℃の温かさで与える必要があり、量は1回の食事で10g~15gが理想です。

基本的には口を開けて欲しがるだけ与えましょう。

3時間または4時間おきに挿し餌をし、夜間は体をしっかり休ませる目的で与えません。

生後1ヶ月を迎えるまでは、1日に5回~6回の挿し餌をします。

成鳥よりもさらに繊細なヒナは、環境の変化にとてもストレスを感じます。

餌の内容や挿し餌の器具、床材が変わると餌を食べなくなることは珍しくありません。

できるだけお迎え先と同じ環境、同じ育て方でお世話をしてあげましょう。

初めてのオカメインコ飼育でいきなりヒナのお世話をするのは難しいので、自分で餌を食べることができる生後2か月以降のお迎えがおすすめです。



まとめ

人になつきやすく明るい性格をしているオカメインコ。

お迎えしたらそのかわいさに悶絶してしまうこと間違いなしです。

基本的にお世話は簡単ですが、オカメインコならではの注意点に気を付けながら育ててあげましょう。

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オカメインコの飼い方まとめ!値段や寿命や性格などの特徴まで

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この記事を書いた人

小動物飼養販売管理士。
小動物専用SNS「すもあに」開発者。
自身もハムスターや小鳥、デグーにモモンガと多数の小動物を飼育。

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