ハムスターケージの手作り方法5選!レイアウト実例の紹介やNGな手作り方法も

ハムスターケージの手作り方法5選!レイアウト実例の紹介やNGな手作り方法も

市販のハムスターケージではなく、ハンドメイドケージで飼育したい!と思う方も多いと思います。

実は意外と簡単に手作りのハムスターケージは作れるんです!

簡単DIYで作れるハムスターケージの作り方や、おしゃれなレイアウトの例おすすめできない自作のハムスターケージも、理由と合わせてご紹介します!

自作ハムスターケージはメリットもありますが、難しくもあるので、不安な方は無理せず市販のケージも検討してください!

目次

ハムスターケージを手作りするメリットと注意点

手作りのハムスターケージにはメリットとデメリットがある
手作りのハムスターケージにはメリットとデメリットがある

ハムスターケージは、ペットショップにたくさんの種類が販売されています。

しかし手作りケージにはメリットも多いんです!

ハムスターケージを手作りするメリット

ハムスターケージの手作りは市販のケージよりも安く出来ますし、制作の自由度が高いです。

部屋やライフスタイルに合わせて自由にケージを制作できる

ハムスターケージを置いているスペースは、机の上だったりラックの中だったり、飼い主の方のライフスタイルや家具の配置などによっても様々です。

「このラックの幅が〇〇cmだから、あと〇〇cm大きなケージが置ける」など、都合の良いケージが自由に作れます

幅、奥行き、高さ、拡張できるスペースにも個人差がありますが、どんな都合にもアイデアで対応できます。

ケージにかかる費用を抑えることができる

飼育用品が安く済むのは、飼い主としてはとてもありがたいポイントで、自作のハムスターケージの方が市販のハムスターケージよりも安い場合が多いです!

ハムスターの数が増えて、複数のケージを並べたいときにも値段をおさえて用意できます。

市販のケースが一般的に5000円前後で高いものでは1万円にもなりますが、自作ケージの場合は1000円〜3000円程度で制作することが可能です。

ハムスターケージを手作りするときの注意点

ハムスターのケージを自作する際には注意点がいくつかあります。
ハムスターのケージを自作する際には注意点がいくつかあります。

ハムスターケージの自作は、メリットも多いもののリスクもあります。

しっかりと注意すべき点を理解しておきましょう。

自作ケージで一番こわいのは事故。ハムスターの生態などをしっかりと勉強してから挑戦しましょう。

しっかりと作らないとハムスターが怪我をする可能性がある

手足が小さく、それがハムスターの可愛さではありますが小さな隙間に手足が入ってしまう可能性があります。

隙間に手が挟まるとケガをしてしまうリスクがあります。

手作りのケージは少しの設計ミスがハムスターの命にかかわりますので、後述する方法を確認し慎重に制作しましょう。

素材によっては脱走してしまう可能性がある

ハムスターの自作ケージでは脱走するリスクがある
ハムスターの自作ケージでは脱走するリスクがある

ハムスターはげっ歯類。前歯がとても発達しています。

歯で噛める場所はどこでも噛む可能性があり、プラスチックや木材など自作ケージに使う材料はかんたんに齧り壊してしまいます

よかれと思って空気穴をあけたら、そこを齧って大きくしてしまい、ハムスターが脱走するという事故が多く報告されています。

自作ケージを作る際は、「ここはハムスターが齧ってしまうかも」と想像しながら、歯が入らないように制作しましょう。

自作ハムスターケージにおすすめのアイテムと選び方

安く簡単にハムスター小屋を自作する際には、箱の形になっているケースをベースに改造するとよいです。

よく使われる素材と、その選び方や注意点を解説します。

ハムスターケージの自作におすすめのアイテム1.衣装ケース

衣装ケースは安全にハムスターケージに使える
衣装ケースは安全にハムスターケージに使える

衣装ケースは手作りハムスターケージに最も多く利用されています。

シンプルな構造でハムスターが齧れる場所が少なく、比較的安全に手作りハムスターケージが作れます

底にはコロが付いており、掃除や移動のときにも便利です。

色、大きさ、高さが細かくラインナップされており好きな大きさで制作できますが、色は透明で高さは25㎝以上のものを使用してください。

蓋がロックできないタイプも販売されていますので、購入する際によく確認して蓋がロックできるものを選んでください。

ハムスターケージの自作におすすめのアイテム2.コンテナボックス

コンテナボックスでのハムスターケージは脱走リスクを減らせる
コンテナボックスでのハムスターケージは脱走リスクを減らせる

コンテナボックスとは工具の収納などに使う、上部が蓋になっているプラスチック製の箱です。

前述した衣装ケースと同じ工程で制作できますが、こちらは硬くて重たい工具の収納を想定されており、プラスチック製品の中でもとても頑丈で蓋も強くロックができます。

コンテナボックスを使用することでハムスターの脱走のリスクを下げることができます。

衣装ケースと比べるとコンテナボックスを使ったケージのほうがハムスターの飼育には向いています。

ハムスターケージの自作におすすめのアイテム3.水槽

水槽もハムスターケージに向いているが、通気性に注意
水槽もハムスターケージに向いているが、通気性に注意

熱帯魚などを飼育する水槽は頑丈で中の観察にも適しており、少しの改造でハムスターの飼育に使用することができます。

ハムスターが回し車を回している最中でもがたがたとケージが揺れる音が軽減されます。

ハムスターがかじって破損させて脱走するリスクも少なく、安全に飼育することができます。

しかし、ハムスターは蒸れにとても弱く水槽は通気性が悪いので、かならず部屋のエアコンをつけて飼育してください。

手作りハムスターケージの作成方法5選

実際にハムスターケージの自作方法を5つ紹介します。

自分に作れるかどうかも見ながら、参考にしてみてください。

手作りハムスターケージ作成方法1「衣装ケースを使ったハムスターケージ」

手作り難易度:★☆☆☆☆

一番簡単な手作りハムスターケージ!初心者の方にはまずコレ!

衣装ケースを使ったハムスターケージに必要な材料

  • 衣装ケース・・・作りたいケージの大きさにあったもの。
  • バーベキュー用の金網・・・用意した衣装ケースの蓋より、すこし小さい大きさのもの
  • 結束バンド・・・幅が2㎜~3㎜の小さいもの

衣装ケースを使ったハムスターケージに必要な工具

  • 衣装ケースに穴をあける工具(木工用のキリ・ドリル・はんだごて等)
  • 衣装ケースの蓋を切断できる工具(プラ用カッター・のこぎりカッター・ホットカッター等)

衣装ケースを使ったハムスターケージの作り方

①衣装ケースの蓋にバーベキュー用の金網を取り付けるための大きな穴をあける
衣装ケースの蓋に大きめの穴を開ける

金網の大きさより一回り小さい大きさに蓋をくりぬきます。

カットしていく線に沿って小さな穴をあけていき、最後にノコギリカッター等でカットしていくとやりやすいです。

穴をあける際に工具を強く押し付けると割れて破損してしまうことがあるので注意が必要です。

②バーベキュー用金網を上にかぶせ、結束バンドで固定
結束バンドを通すための穴をあける
結束バンドを通すための穴をあける
金網と合わせて結束バンドを通していく
金網と合わせて結束バンドを通していく

金網の淵に合わせ結束バンドを通すための穴をあけます。

結束バンドはプラスチック製ですのでハムスターが齧って破損しても金網が外れないよう、できるだけたくさんの場所を固定することをおススメいたします。

破損を見つけたら、いち早く修理ができるように、結束バンドは余分に保管しておくとよいでしょう。

衣装ケースを使った自作ケージはこれで完成です。

完成した衣装ケースを利用した自作のハムスターケージ

後は蓋をして、ケージ内にハムスター用の小屋や専用チップなどを敷いて飼育を開始できます。

このケージでハムスターを飼う際は、回し車や給水器は置き型か吸盤タイプのものがおすすめです。

手作りハムスターケージ作成方法2「コンテナボックスを使ったハムスターケージ」

難易度:★★☆☆☆

作り方は衣装ケースと同じですが、材料となるコンテナボックスが衣装ケースより硬いので注意!

コンテナボックスを使ったハムスターケージに必要な材料

  • コンテナボックス・・・・作りたいケージの大きさにあったもの。
  • バーベキュー用の金網・・・用意したコンテナボックスの蓋より、すこし小さい大きさのもの
  • 結束バンド・・・幅が2㎜~3㎜の小さいもの

コンテナボックスを使ったハムスターケージに必要な工具

  • コンテナボックスに穴をあける工具(木工用のキリ・ドリル・はんだごて等)
  • コンテナボックスの蓋を切断できる工具(プラ用カッター・のこぎりカッター・ホットカッター等)

コンテナボックスを使ったハムスターケージの作り方

衣装ケースをつかったケージと同じ工程で制作できます!

衣装ケースと比べるとプラスチックが分厚く硬いので、少し手間がかかりますが、頑丈な分衣装ケースよりも丈夫なケージができると考えてください。

このケージでハムスターを飼う際は、衣装ケースの時と同じく回し車や給水器は置き型か吸盤タイプのものがおすすめです。

手作りハムスターケージ作成方法3「水槽を使ったハムスターケージ」

難易度:★★☆☆☆

中がクリアに見えて飼ってて楽しいハムスターケージです。

ハムスターが齧ってしまいやすいパッキン部分に注意!

水槽を使ったハムスターケージに必要な材料

  • 水槽・・・小さいものは蒸れやすいので、60㎝以上のものを使用します。どのような水槽も使用できますが、フレームにプラスチックを使用していないものだとより良いです。
  • バーベキュー用金網・・・蓋として利用します。水槽の上部より大きいものを用意してください。
  • ペットボトルのキャップ×4・・・同じような大きさで穴があけられるものであれば、代用できます。
  • 結束バンド・・・幅が2㎜~3㎜の小さいもの

水槽を使ったハムスターケージに必要な工具

  • カッター
  • プラスチックに穴をあける工具(木工用のキリ・ドリル・はんだごて等)

水槽を使ったハムスターケージの作り方

①水槽の内側のシリコンをカッターではがす

ハムスターが齧って食べてしまう危険があるためまず水槽の内側のシリコンをカッターではがします。

アクリル製の水槽でシリコンを使用していない場合はそのままで大丈夫です。

水槽の内側に出ている分だけ切り取ればよいので、深くカッターをいれて水槽が分解してしまわないよう注意してください。

※シリコンをはがした水槽は水が漏れてしまう可能性がありますので、熱帯魚には使用できなくなります。注意しましょう。

②ペットボトルのキャップに二つ穴をあけ金網に取り付ける
ペットボトルのキャップに2つ穴をあける
ペットボトルのキャップに2つ穴をあける
結束バンドを通して金網に固定する
結束バンドを通して金網に固定する

水槽の上に金網を置く際横にずれてハムスターが脱走する事を防ぐためのストッパーとして使用します。

水槽の四隅にストッパーとして設置
水槽の四隅にストッパーとして設置

水槽の内側4スミに合わせるように結束バンドで固定してください。水槽の上に置いた金網が横にずれる危険がなくなります。

③蓋を水槽の上に置いて完成

ケージ内にハムスター用の小屋や専用チップなどを敷いて飼育を開始できます。

このケージでハムスターを飼う際は、回し車や給水器は置き型か吸盤タイプのものがおすすめです。

中にアスレチックなどを置く際はハムスターが蓋に手が届く場合があるので、ハムスターが蓋を押し上げて脱走しないよう蓋の上に重しになるものを置いて使用しましょう。

手作りハムスターケージ作成方法4「木製のハムスターケージ」

難易度:★★★★☆

DIY上級者向け。一番自由度が高いですがその分注意点も多いです!

木製のハムスターケージは上級者向け
木製のハムスターケージは上級者向け

家具のようなデザインでお部屋のインテリアとしてもおしゃれになる木製のケージ

大きさもデザインもかなり自由に制作が可能で、ハムスターの個性にも合わせやすいです。

しかしDIYが得意な人向けであり、制作する際に注意する部分がいくつかあります。

木製ケージは、設計・木材の切り出し・接着など複雑な工程になりますので、制作の際に気を付けることやおすすめの道具を紹介いたします。

木製のハムスターケージを自作する際の注意点

木製のハムスターケージを作るときには気をつけるべき点が多数あります。

しっかりとポイントを押さえつつ、自作をしていきましょう。

木材の種類や接着剤の種類によってハムスターの健康を損なう可能性がある

人間には問題なくてもハムスターの命にかかわる毒性をもつ化学物質が多くあり、まだ危険か安全か分からない化学物質もあります。

ハムスターは木材を齧ってしまいますので、危険な化学物質を体内に取り込む危険性があります。

木材料の選択には細心の注意を払う必要があります。

組み立てが甘くハムスターが齧って穴をあけ脱走する危険性

ハムスターは木材を齧ってしまいますので、知らないうちにケージに穴をあけ脱走してしまうという事例が多くあります。

設計、組み立て方が悪いと取り返しのつかないことになりかねませんので、注意してください。

糞尿がしみ込んだり隙間から漏れ出したり衛生的に管理するのが難しい

生き物を飼育すると、様々な汚れがケージに付着します。

木材は汚れるときれいにすることは難しく、シミや臭いになったり、雑菌やカビが繁殖し人にもハムスターにも有害になる可能性があります。

組み立てた木材の隙間から水や尿がしみだして、お部屋や家具を汚してしまう可能性もあります。

設計時に衛生管理の観点も考慮しましょう。

木製ケージを制作するときにおすすめの材料

ハムスターに有害な化学物質を避けるため、おすすめの材料を紹介していきます。

安全性の高い木材「広葉樹の無垢材」

ハムスターの床材マットにも使用される広葉樹は、ハムスターにとって安全性が高いとされています。

ナラ(オーク材)ラワンなどが一般的です。

対して、針葉樹と呼ばれる木材は、毒性、アレルギー性、発がん性がある可能性があると言われていますので、使用しないよう注意してください。

「無垢材(むくざい)」とは、伐採した木からそのまま切りだした木材のことです。

安価でよく流通するものに「合板」「集成材」と呼ばれる木材がありますが、こちらは複数の木材を接着剤で接着した木材で、ハムスターにとっては毒性、発がん性のリスクの高いものになるので、使用はおすすめできません。

その他に「OSB」と呼ばれるおしゃれな合板がDIYではとても人気ですが、こちらも接着剤が使用されていますのでハムスターケージには使用できません。

ペットに使える接着剤

通常の市販のボンド・接着剤は有毒ですので使用は避けたいですが、どうしても必要になってきます。

そうした場合に木製食器やおもちゃ等ペットが口に含む物の接着が可能な接着剤もあります。

FDA(アメリカ食品医薬品局)認証の成分を使用しており、毒性なし・有機溶剤は使われていません。

水性でありながら乾燥後は水に強く唾液で成分が溶けだしにくく安心して利用できます。

手作りハムスターケージ作成方法5「食器棚をつかったハムスターケージ」

難易度:★★★☆☆

木製ケージのように使用できる食器棚を使ったおしゃれなハムスターケージ!木製のオリジナルケージを作る前の練習にもなります!

木製の食器棚を使用してハムスターケージにすることも可能です。
木製の食器棚を使用してハムスターケージにすることも可能です。

正面にガラスの引き戸がついているタイプの食器棚は、大きな加工をせずハムスターを飼育するケージに改造が可能です。

構造上、木製の手作りケージにイメージの近いものができますのでゆくゆく木製ケージを作りたい場合は練習にもなると思います。DIY初心者の方には、こちらのケージをおすすめします。

元が家具なのである程度頑丈なうえ、お部屋の景観にもマッチングします。

食器棚をつかったハムスターケージに必要な材料

  • 食器棚・・・前がガラスの扉になっているタイプを使用します。
  • バーベキュー用金網・・・蓋として利用します。食器棚の上部より小さいものを用意してください。
  • 木ネジ・・・金網を固定するのに使用します。食器棚の板厚より短いものを用意してください。
  • 両面テープ・・・棚厚より細く、協力で防水のものを用意してください。

食器棚をつかったハムスターケージに必要な工具

  • 木材に穴をあける工具(木工用のキリ・ドリルなど)
  • のこぎりカッター、ジグソー等の、木材の板をくりぬける工具

食器棚をつかったハムスターケージの作り方

①食器棚の中板を取り外す

中板は棚ダボとよばれる金具で、上にのせてあるだけなので板と棚ダボをとりはずします。

②食器棚の上部を金網より少し小さい大きさにくり抜く

開けたい場所の四隅に穴をあ、穴と穴の間をのこぎりで切断することで板の中を四角にくりぬくことができます。

穴をあけるときに、のこぎりカッターやジグソーがはいる大きさの穴をあけるようにしましょう。

③食器棚の内側から、上部に金網を木ネジで固定

金網の淵がしっかりネジの皿にひっかかり、外れないように意識して取付してください。

食器棚の外側から金網を取り付けると、ハムスターがくり抜いた穴の切り口を齧って脱走する恐れがあります。

④取り外した中板をガラス板の内側に立てた状態で両面テープで接着して完成
中板をガラス板の内側に立てた状態で接着
中板をガラス板の内側に立てた状態で接着

床材がこぼれないように、下部を箱状にするイメージで固定します。

食器棚の内側に面するところをしっかり両面テープで固定してください。

床材を入れるには高すぎると感じたら、接着前にお好みの高さに中板を切断して使用してください。

ただし、切断面をしっかりまっすぐに切らないと接着するときに隙間が発生してしまいますので、正確に切るように注意してください。

フォトフレームを使ったハムスターケージはおすすめ出来ない

フォトフレームを使ったハムスターケージは様々な理由からお勧めできません

近年、¥SNS等の普及により、様々な手作りハムスターケージを作成している方を見ます。

その中でプロとしてフォトフレームをつかった手作りハムスターケージはあまりおすすめできません

おすすめできない理由を説明しますので、もし作りたい方は注意点をよく理解してから作って下さい。

フォトフレームは材質がわかりにくい

多くの種類のあるフォトフレームですが、木材の材質や使用した塗料やニス、接着剤の種類、金具や留め具の材質などパッケージを見ただけではわからない部分がほとんどです。

ハムスターを飼育することは想定されていませんので、材料の種類によってはハムスターにとって毒性・アレルギー性が高いものを使用している可能性があります。

ハムスターにすぐに変化がなくとも、2〜3年後にハムスターに異変が起きる可能性もあります。

フォトフレームの透明パネルが薄すぎる

一般的なフォトフレームに使用されている透明パネルは1㎜未満の厚さしかありません。

後ろにボードを貼って使用することを目的としており熱や衝撃に耐えるように考えられていないものなので、小さな衝撃で簡単に壊れてしまったり、保温器具などの熱でかんたんに曲がってしまいます。

怪我や脱走につながるリスクが非常に高いため注意が必要です。

留め具に金属でケガや事故の危険性が高い

フォトフレームの多くは透明パネルをフレームに固定するために金具が取り付けられています。

その金具は薄く鋭いものになっており、ハムスターが潜ったり齧ったりすると体や口の中をケガしてしまう危険性が高いです。

取り外して別の方法で接着するとしても、透明プラやアクリルをほかの材質のものに接着するためにはハムスターにとって有害な可能性の高い接着剤を使う必要があり、結局危険であることに変わりません。

結局手間と高額な費用が必要になってしまう

安全な材質のフォトフレームを探し、分厚いアクリルパネルを購入、加工・安全な構造で貼り付けていくという作業はDIY上級者向けの工作となるうえ、既製品のハムスターケージを買うよりも高額な製作費となってしまいます。

人にもハムスターにも良いケージの用意をする方法はほかにもたくさんありますので、できればフォトフレームを使用したケージの制作はしないでほしいと願っています。

自作ハムスターケージのレイアウト例

実際にハムスターケージを自作した例をご紹介します!

レイアウト等参考にして、ご自身の目指す形を見つけてくださいね。

自作ハムスターケージと市販のハムスターケージを組み合わせたレイアウト

衣装ケースと市販のハムスターケージを二階建てに合体させた手作りケージレイアウトです。

ハムスターの活動範囲がぐんと広くなり、人にもハムスターにも楽しいケージができています。

野生の環境に近いリアルな自然を再現した水槽型手作りケージのレイアウト

水槽型の飼育ケージの中にリアルな自然を再現した幻想的なケージレイアウトです。

ハムスターのより自然に近い習性などが観察できます。

ハムスターケージを自作して楽しいハムスターライフを!

アクリルケージや木製・ガラス水槽風など手作りのハムスターケージの安い作り方やレイアウト例をご紹介してきました。

小さなものでもペット用品は値が張るものが多いですが、自分で作れば愛着のわく広い小屋もコストを掛けずに作れます。

気になった作り方やお部屋の作り方があったら是非試してみてください!

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ハムスターケージの手作り方法5選!レイアウト実例の紹介やNGな手作り方法も

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この記事を書いた人

小動物飼養販売管理士。
小動物専用SNS「すもあに」開発者。
自身もハムスターや小鳥、デグーにモモンガと多数の小動物を飼育。

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