爬虫類の中でも手軽に飼いやすいことから人気のあるトカゲ。
カラフルな体や強そうなウロコ、恐竜に近い雰囲気など独特な魅力にあふれています。
一言にトカゲといってもたくさんの種類が存在し、特徴や見た目の個性はさまざまです。
本記事ではトカゲをペットにお迎えしたいと考えている人に向けて、おすすめのトカゲ16種類をご紹介。
トカゲの生態やそれぞれの種類の特徴について詳しく触れていくので、これからお迎えを検討している人、トカゲが気になっている人は必見です。
トカゲの特徴
トカゲは有隣目(ゆうりんもく)トカゲ亜目に属する爬虫類です。
熱帯や温帯の森林・砂漠・山岳など世界各地さまざまな環境に生息しており、日本にもニホントカゲという固有種が存在します。
地上で暮らすトカゲ、木の上で暮らすトカゲなど生息している地域によって生態に大きく違いがあります。
トカゲの大きな特徴は、身の危険を感じると自ら尾を切る「自切(じせつ)」をすること。
切った尾を身代わりに外敵の注意を引きつけ、その間に安全な場所へ逃げます。
すべてのトカゲが自切をするわけではありませんが、トカゲ特有の面白い特性の1つです。
食性は肉食寄りの雑食性が多く昆虫を好んで食べますが、中には植物の葉や種子を好んで食べる草食性のトカゲも存在します。
エサの昆虫に抵抗がある人でも草食中心の食事を好むトカゲなら、飼育における昆虫の扱いは最低限で済みそうです。
トカゲの寿命
小型種 | 約5年~10年 |
---|---|
中型種 | 約10年~15年 |
大型種 | 約20年~ |
トカゲの寿命は種類によって差がありますが、体が小さい種類で10年前後、体が大きくなるにつれて平均寿命は15年、20年と延びる傾向に。
ペットとして人気が高い小型種や中型種のトカゲは10年~15年ほどの寿命であることが多いです。
トカゲはなつく?
結論から言うとトカゲは人になつきません。
なつくというよりも人に「慣れる」という表現の方が正しいです。
トカゲは警戒心が強く臆病なので、お迎えしてすぐは隠れ家に身を潜めて過ごします。
お世話を繰り返すことで飼い主が危険な存在ではないことを認識し少しずつ慣れていきます。
おとなしく温厚な性格をしている種類のトカゲは、慣れれば手に乗せて触れ合う「ハンドリング」が可能です。
ハンドリングができるトカゲでも、飼い主との触れ合いが好きというわけではありません。
基本的に過度なスキンシップはトカゲにとってストレスになるため、ハンドリングは数分にとどめるのがベストです。
構ってほしくて甘えてくるようなことはなく、コミュニケーションをとるよりは生活をそっと見守るような関わり方が適しています。
トカゲの性格
ペットに向いているトカゲは温厚な性格をしていることが多いです。
ただ、中には産卵期や繁殖期で気性が荒くなり飼い主に攻撃的になる種類もいます。
トカゲの飼育に慣れていない場合は、おとなしい性格をしている種類の方がお世話をしやすいのでおすすめです。
トカゲの飼育にかかる費用
トカゲの飼育にかかる費用合計は、最低でも22,000円かかることが予想されます。
飼育アイテム | 費用相場 |
---|---|
飼育ケース | 約10,000円~30,000円 |
エサ | 1,000円前後 |
エサ入れ・水入れ | 各500円~ |
シェルター(隠れ家) | 約1,000円~2,000円 |
紫外線ライト | 約2,000円~10,000円 |
バスキングライト | 1,000円~2,000円 |
ヒーター | 約3,000円~5,000円 |
流木 | 1,000円前後 |
床材 | 約1,000円~2,000円 |
温湿度計 | 約1,000円~2,000円 |
ピンセット | 約500円~1,000円 |
お迎えするトカゲの大きさによって飼育ケースにかかる費用に大きく差が生まれます。
生体価格を抜きにして考えると、小型種のトカゲで20,000円~30,000円、中型種では50,000円以上、大型種になると100,000円近い初期費用がかかるのが一般的です。
生体価格がプラスされることを考慮して、飼育資金の準備は余裕をもってしておきましょう。
トカゲの種類によっては表に記載した飼育アイテムをすべて揃えなくて良い場合もあります。
トカゲをお迎えした後に継続的にかかる費用は、ヒーターやライトの電気代と消耗品であるエサと床材です。
電気代は紫外線ライト、バスキングライト、ヒーターをすべて使用して毎月2,000円~3,000円ほど。
エサと床材は2ヶ月~3ヶ月に1回の頻度で購入するケースが多いので月換算にすると2つ合わせて1,000円ほどになるはずです。
トカゲのお世話にかかる維持費は電気代と消耗品の購入代を合わせて、1ヶ月で3,000円~4,000円ほど必要になると思っておきましょう。
トカゲとヤモリの違い
見た目はそっくりなトカゲとヤモリは同じ爬虫類の仲間ではありますが、違いがあることをご存知でしょうか。
パッと見ただけではその違いは分かりにくいものの、実はまったく異なる生態なのです。
トカゲとヤモリを分ける大きな違いは、まぶたと趾下薄板(しかはくばん)があるかどうか。
トカゲには私たち人間と同じようにまぶたがあるのでまばたきをしますが、ヤモリには一部の種類を除いてまぶたがありません。
まばたきの代わりに舌で目の表面を舐めてうるおいを保ちます。
手足の裏にある趾下薄板という細かな毛が集まった器官があることで、ヤモリは壁や天井に張り付くことができます。
トカゲには趾下薄板がないので、重力に逆らって壁面に張り付くことはできません。
ほかにもヤモリはほとんどの種類が夜行性であることに対して、トカゲは夜行性と昼行性どちらの種類も存在します。
トカゲとヤモリは似ているようで実はそれぞれ違う特徴をもつ爬虫類なのです。
トカゲの種類と特徴
ペットにおすすめの飼いやすいトカゲを16種類ピックアップしました。
- ヒョウモントカゲモドキ(レオパードゲッコー)
- アカメカブトトカゲ
- アルマジロトカゲ
- トゲオアガマ
- ヒナタヨロイトカゲ
- オニプレートトカゲ
- アオジタトカゲ
- ミズオオトカゲ(サルバトールモニター)
- ニホントカゲ
- エリマキトカゲ
- フトアゴヒゲトカゲ
- ウォータードラゴン
- ローソンアゴヒゲトカゲ
- ニシアフリカトカゲモドキ
- ニホンカナヘビ
- テグー
初心者向きのトカゲや迫力ある中型以上の大きなトカゲなど、個性豊かなトカゲたちの特徴をご紹介します。
お迎えしたいと思えるお気に入りのトカゲがきっと見つかるはずです。
ヒョウモントカゲモドキ(レオパードゲッコー)
体長 | 約20cm~25cm |
---|---|
寿命 | 約10年~15年 |
値段 | 約5,000円~40,000円 |
爬虫類飼育の入門種といっても良いほど飼いやすいのがヒョウモントカゲモドキです。
実はヤモリの仲間なのですが、まぶたがあり壁に張り付くための趾下薄板(しかはくばん)がありません。
トカゲに近い生態であることからトカゲモドキに分類されています。
手のひらサイズの大きさなのでコンパクトな飼育スペースで済みますし、飼育に必要なアイテムが少ないことから一人暮らしの人にもおすすめ。
ヒョウモントカゲモドキはおとなしい性格にゆったりとした動きなのでとてもお世話がしやすいです。
ふっくらとした体つきに愛嬌のある表情がたまらなくかわいいので、ぜひお迎えを検討してみてください。
アカメカブトトカゲ
体長 | 約16cm~20cm |
---|---|
寿命 | 約5年 |
値段 | 約7,000円~13,000円 |
目の周りのオレンジ色がチャームポイントなアカメカブトトカゲは、名前の通りまるで兜をかぶったような頭部が特徴的なトカゲです。
湿度の高い森林地帯に生息していることから、飼育下では徹底した温度と湿度管理が求められます。
乾燥だけでなく蒸れにも弱いので、通気性の確保も重要です。
アカメカブトトカゲは飼育難易度が高いので、爬虫類飼育に慣れている上級者向きのトカゲだといえます。
とても臆病な性格をしていることからハンドリングは向いておらず、隠れ家に身を潜めて過ごしていることが多いです。
活発に動き回らないことから、生息地を再現したアクアリウムと一緒に飼育を楽しむことができます。
アルマジロトカゲ
体長 | 約15cm~20cm |
---|---|
寿命 | 約10年~15年 |
値段 | 約300,000円~400,000円 |
アルマジロトカゲはペットとして流通するトカゲの中でも希少な種類なので非常に高額です。
外敵から身を守るために尻尾を噛んで丸くなることからアルマジロトカゲと名付けられています。
ゴツゴツとした硬いウロコが特徴的で、表情がキリリとしているクールなトカゲです。
乾燥地帯に生息していることから体が丈夫で飼いやすいのですが、アルマジロトカゲを取り扱っている爬虫類ショップは限られます。
お迎えを希望する際は遠くのショップまで足を運ぶことになる可能性が高いです。
トゲオアガマ
体長 | 約30cm~75cm(種類により異なる) |
---|---|
寿命 | 約10年~40年(種類により異なる) |
値段 | 約20,000円~100,000円 |
太っていると思わず勘違いしてしまうようなぽってりとした体に、トゲトゲとした尾が魅力的なトゲオアガマ。
西アジアから北東アフリカにかけた中東に広く分布していることから種類が豊富です。
それぞれの環境に適した進化を遂げた結果、体の大きさ・カラー・模様などに違いがある個性豊かな種類が誕生しました。
体が丈夫で比較的寿命が長く、植物を中心とした食事を好むので、昆虫の扱いが苦手な人にも飼いやすいといえます。
ペット人気が特に高いのは以下5種類のトゲオアガマです。
- サバクトゲオアガマ
- ゲイリートゲオアガマ
- ニシキトゲオアガマ
- トーマストゲオアガマ
- エジプトトゲオアガマ
それぞれ大きさやカラーに違いがあるため、自分にぴったりのトゲオアガマを見つけてみてください。
ヒナタヨロイトカゲ
体長 | 約6cm~7.5cm |
---|---|
寿命 | 約10年~15年 |
値段 | 約8,000円~10,000円 |
ヒナタヨロイトカゲは10cmに満たない小さな体ですが、鎧のように強そうなウロコが圧倒的な存在感を放ちます。
「ネッタイヨロイトカゲ」や「トロピクスヨロイトカゲ」など別名が多いので、ショップによっては違う名前で販売されていることもしばしば。
臆病な性格ですが野生では群れで生活をしているので社交性があります。
飼い主に慣れれば歩み寄ってきてくれる可能性がありそうです。
オニプレートトカゲ
体長 | 約40cm~50cm |
---|---|
寿命 | 約10年 |
値段 | 約10,000円~15,000円 |
オニプレートトカゲはプレートを張り付けたような特徴的なウロコをもつトカゲです。
頭から尾までのスラリとしたフォルムが美しく、丈夫で飼いやすいことから人気があります。
ニシオニプレートトカゲとヒガシオニプレートトカゲの2種類に分かれており、ペット人気があるのは体の横に赤いラインが走っているニシオニプレートトカゲです。
ヒガシオニプレートトカゲは全体的に暗い体色で、体の横には水色のラインが走っています。
アオジタトカゲ
体長 | 約45cm~60cm |
---|---|
寿命 | 約10年~20年 |
値段 | 約10,000円~100,000円 |
鮮やかな青い舌をもつアオジタトカゲは人慣れしやすいトカゲとして人気です。
おとなしい性格でハンドリングに向いており、中型のトカゲと触れ合いたいという人におすすめ。
ずんぐりむっくりな体が愛らしく、あまり活動的ではないので眺めているだけでも癒されます。
野生個体は警戒心が強く攻撃的な傾向があるため、初めての飼育には繁殖個体がおすすめです。
ミズオオトカゲ(サルバトールモニター)
体長 | 約150cm~200cm |
---|---|
寿命 | 約15年~20年 |
値段 | 約20,000円~50,000円 |
シュッとした細い首にキリッとした表情がかっこいい大型のトカゲです。
野生では水辺に生息しており小さな哺乳類や魚を食べる肉食性。
体は大きいですが臆病な性格をしているので時間をかけて慣らしていくことが大切です。
大きな体が収まる大型の飼育ケースに水辺と陸地を用意する必要があるので、適した飼育環境に整えられる人におすすめです。
ニホントカゲ
体長 | 約15cm~20cm |
---|---|
寿命 | 約5年 |
値段 | 約1,000円 |
ニホントカゲは全国各地の屋外で見かけることができる日本の固有種です。
黒い体に鮮やかな黄色のラインがよく映えており、尾はキレイな青色をしています。
飼育は難しくなく飼いやすいのですが、非常にすばしっこいので脱走には十分な注意が必要です。
驚いたときに自分で尾を切る自切(じせつ)をしやすいので、慣れるまでは恐がらせないことを心掛けましょう。
エリマキトカゲ
体長 | 約70cm~90cm |
---|---|
寿命 | 約10年 |
値段 | 約20,000円~30,000円 |
首元の大きなエリマキが目を引くエリマキトカゲはおとなしい性格で慣れるとハンドリングが可能です。
特徴的なエリマキは威嚇する際に大きく広がり迫力があります。
大型のトカゲなので飼育設備にかかる初期費用が高いことから、お金をかけて適切な環境を用意できる人におすすめのトカゲです。
お迎え当初は警戒心が強いため、ゆっくり時間をかかけて慣らしてあげましょう。
フトアゴヒゲトカゲ
体長 | 約40cm~50cm |
---|---|
寿命 | 約10年 |
値段 | 約10,000円~30,000円 |
中型種のトカゲの中でも人気が高いのがフトアゴヒゲトカゲ。
小さな恐竜のような姿をしていますが、まったりとした動きで表情や仕草に愛嬌があるかわいらしいトカゲです。
お世話をしていくうちに飼い主のニオイや声を記憶するので、比較的人に慣れやすく時間をかければハンドリングができます。
フトアゴヒゲトカゲは爬虫類専門のショップではなくても見かける機会があるほどメジャーなトカゲです。
ウォータードラゴン
体長 | 約60cm~70cm |
---|---|
寿命 | 約10年~15年 |
値段 | 10,000円前後 |
ウォータードラゴンは木の上で暮らす樹上性のトカゲで、鋭くとがった爪を使って木にしがみつきます。
体は大きいものの臆病な性格をしているので、慣れるまではお世話の際に引っ搔き傷をつくってしまうこともあるはずです。
名前にウォーターとあるように泳ぎが得意なトカゲで、外敵が来たら水中に素早く逃げ込みます。
ずっと木の上で過ごしているわけではなく、水辺や陸地でも活発に活動します。
飼育下でも環境さえ整っていれば、活動的に動く姿を眺めることができるはずです。
ローソンアゴヒゲトカゲ
体長 | 約30cm前後 |
---|---|
寿命 | 約10年 |
値段 | 約5,000円~20,000円 |
人に慣れやすくおとなしい性格をしているローソンアゴヒゲトカゲは、フトアゴヒゲトカゲとよく似た見た目をしています。
フトアゴヒゲトカゲが小型種になったようなイメージで、生態に大きな違いはありません。
飼育スペースの関係で大きく成長するフトアゴヒゲトカゲのお迎えに迷っている人は、小さめで飼いやすいローソンアゴヒゲトカゲがおすすめです。
ニシアフリカトカゲモドキ
体長 | 約20cm~25cm |
---|---|
寿命 | 約10年 |
値段 | 約8,000円~50,000円 |
ずんぐりとした体にまん丸の瞳がかわいいニシアフリカトカゲモドキは、ヒョウモントカゲモドキと同様にヤモリの仲間です。
ヒョウモントカゲモドキよりも体型がどっしりとしており太い尾が特徴的。
夜行性なので紫外線ライトが必要なく、小さな飼育ケースで飼えるので飼育設備にかかる費用が安く済みます。
性格はとても臆病で人慣れはしにくいため、ハンドリングは控えて鑑賞をメインに育ててあげましょう。
豊富なカラーバリエーションでお気に入りのニシアフリカトカゲモドキを見つける楽しさを感じられるはずです。
ニホンカナヘビ
体長 | 約15cm~20cm |
---|---|
寿命 | 約7年 |
値段 | 約800円 |
日本固有種のニホンカナヘビは、全国各地に幅広く生息しています。
同じ固有種であるニホントカゲの体色の鮮やかさとは反対に、ニホンカナヘビは薄茶色の体色にザラザラとしたウロコが特徴的です。
体の半分以上の長さがある長い尾を活かして上手に木登りをします。
臆病で逃げ足が速いことから脱走には要注意ですが、お迎えしやすい価格帯で飼育に手間が掛からないのでおすすめです。
テグー
体長 | 約80cm~150cm |
---|---|
寿命 | 約10年~20年 |
値段 | 30,000円~60,000円 |
迫力満点の大きく太い体から、ほかのトカゲにはない強そうな印象を受けるテグー。
大人の個体には鶏レバーや鳥ささみ肉、砂肝などのタンパク質を与えるほか、野菜もバランスよく食べさせる必要があるので、エサのメニューを考える楽しさがあります。
体が丈夫なので飼育難易度としては難しくありませんが、性格は荒い傾向にあるためハンドリングには向いていません。
鋭い爪をもっており噛む力も強力なので、皮手袋を装着してお世話をすると安全です。
爬虫類飼育の経験がある上級者向きのペットだといえます。
トカゲの飼育
トカゲを飼育する上で重要なのが温度と湿度の管理です。
温度と湿度の管理が適正でないと脱皮が上手くいかない脱皮不全をおこしたり、ストレスを感じてエサを食べなくなる拒食の状態になったりします。
トカゲは周囲の温度に合わせて体温が変動する変温動物であることから、室内の空調やペット用のヒーターを活用して飼育ケースの中を保温してください。
多湿なのか乾燥させるのかペットにお迎えするトカゲに合う環境を把握し、それに合わせた飼育環境を整えてあげましょう。
特に高温多湿な環境は飼育下での維持が難しくお世話の難易度が高いです。
なるべく爬虫類専門のショップからお迎えするようにして、お世話の仕方や飼育環境の目安などアドバイスをもらうことをおすすめします。
トカゲを飼うのに必要な物
トカゲの飼育に必要なアイテムはこちらです。
- 飼育ケース
- エサ
- エサ入れ・水入れ
- シェルター(隠れ家)
- 紫外線ライト
- バスキングライト
- ヒーター
- 流木
- 床材
- 温湿度計
- ピンセット
お迎えするトカゲの種類によって上記すべてを揃える必要もあれば、一部の飼育アイテムを準備するだけで良いケースもあります。
どのトカゲの飼育でも最低限必要になるのは、飼育ケース・エサ・シェルター・ヒーター・床材の5点です。
木登りしないトカゲなら流木は無くても良いですし、夜行性の種類には紫外線ライトは必要ありません。
お迎えするトカゲに最適な飼育環境を整えられるアイテムを揃えましょう。
爬虫類専門のショップでお迎えをすれば必要な飼育アイテムをすべて一緒に揃えることができるはずです。
トカゲの餌
トカゲの多くは肉食寄りの雑食性ですが、中には草食寄りのトカゲも存在します。
飼育下ではコオロギやデュビア・レッドローチのようなゴキブリを与えるのが主流です。
大型のトカゲでは昆虫ではなく鶏レバーや鶏ささみ肉、冷凍マウスなどの肉類がメインになることも。
野菜は小松菜・カボチャ・ニンジン・モロヘイヤなどを与えます。
トカゲ用の人工飼料も販売されていますが、肉食性が強いトカゲでは食いつきが悪いことが多く、上手に慣らしていく必要があります。
管理がしやすいエサを選ぶことも大切ですが、まずはトカゲの嗜好性に合うエサを見つけてあげましょう。
肉食性のトカゲは2~3日に1回の頻度、草食性のトカゲは基本的に毎日与えるのが好ましいです。
まとめ
かわいい系のトカゲや強そうでクールなトカゲ、恐竜の雰囲気が漂う大型のトカゲなど個性豊か。
寿命が10年を超える種類が数多く存在するため、長い時間を共に過ごす癒しのパートナーとなってくれるはずです。
飼いやすい種類が多いですが、飼育できるスペースがあるか、飼育環境の維持がしやすいかなどを考慮してペットにしたいトカゲを選んでみてください。
様々な小動物を飼ってきた私が、もっと気軽に小動物の飼い主同士がやり取り出来たり、落ち着くコミュニティだったり、悩んだ時に質問しあえる環境が欲しくてサービスを提供しています!
飼い主の皆さん自身も、もちろんペットもより快適で幸せに暮らすために、ぜひ一度ご覧ください!